要件定義における失敗
最近要件定義で大失敗いたしまして、案件が大々炎上しています。
起きた問題、原因、問題に対するアクション、今後について書き記します。
起きた問題
時系列的に話します。
今回の案件は私の上司が営業をして提案を行っていました。基本合意が完了した段階で私にキックオフ資料とWBSの作成の依頼が飛んできました。提案資料内容を元にキックオフ資料とWBSを作成しました。内容も上司に確認を取り、すり合わせた内容とそういないことを確認しました。
迎えたキックオフ、、
顧客からは開発する追加の要件がドンドンでてきます。あれもやってほしい、これもやってほしいと、、
その段階で私の作ったキックオフ資料とWBSは意味をなさなくなりました、、
また3ヶ月のプロジェクトなので、追加で要件を盛り込める余裕はないです。バッファを削りギチギチのWBSを創ることになりそうです。
原因
今回の原因は何でしょうか?
要件定義段階でスコープが具体的じゃなかったからだと思います。
今回はAIモデルのPoCの案件だったので、成果物として開発したAIモデルとその評価、ドキュメントが考えられます。
その成果物をより具体的に落とし込み、スコープを握ること。
できるなら触りだけでもプロトタイプ版を作成し、完成品を共有すること。
これをやっていなかったのだと思いました、、、
問題に対するアクション
今回は改めて要件定義を実施します。
顧客が想定する成果物とこちらが想定する成果物を改めて認識を合わせます。
そこをやらないとまたズレ始めますからね、、
今後
プロトタイプを作る重要性がわかりました。自分の体感ですが、書面だけでシステムを共有することと動くものを使ってシステムを共有するのでは、共有度が3倍ちかく異なると感じました。今は生成AIが普及して、早く動くものを作れるようになっています。これをうまく使ってさっさと作る。さっさと見せるを大事に仕事をしていきたいと思いました。