名刺データを活用する場合、Sansanを利用することが多いと思います。
独自のDBやリード、取引先責任者の自動作成、強力な名寄せ機能もあったりと、とても素晴らしいサービスですが「名刺データは入れたいけどコストが...」みたいに導入を諦めていたケースもあったのではないでしょうか。
「Scan to Salesforce」はSansanのように高機能ではないものの、完全無料で名刺データをSalesforceに取り込むことができます。
開発元もSansan株式会社なので、安心して導入できそうですね。
Scan to Salesforceとは
公式HP:https://www.scantosalesforce.com/ja/
AppExchange:https://appexchangejp.salesforce.com/appxListingDetail?listingId=a0N3A00000G0yJkUAJ&utm_source=web&utm_medium=home&utm_campaign=cta_header_jp
スマホアプリ:
参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=PPfaBA9w8-A
専用のスマホアプリを使って名刺をスキャン(一度に最大4枚)してSalesforceの専用OBJ(SanSanでいうところの名刺OBJ)に名刺データを転送し、そこからリード、取引先責任者(取引先)を作成することができるアプリケーションです。
できること
名刺のデータ化
データの正規化・リッチ化
リード・取引先責任者の作成
管理者機能・セキュリティ
実際の操作
1.スマホで名刺をスキャンする
4枚だとこんな感じ
すでに保存してある画像をデータ化することも可能みたいです
2.スキャンデータを編集・アップロード
スキャンした名刺データが表示されます
確認したい名刺をタップすると詳細画面に遷移します
編集を押すとデータを修正できます
修正が終わったら「Salesforceにアップロード」で転送します
ここからスマホのSalesforceアプリに遷移して操作することもできますが、あまり操作性は良くなさそうなので基本的にはPCから操作したほうが良さそうです
ちなみにモバイルでの表示はこんな感じ
3.PCで名刺データを確認
4.リード・取引先責任者に転送
取引先責任者に転送ボタンを押します
取引先を選択して転送ボタンを押します
5.作成されたリード・取引先責任者を確認
対象のOBJにレコードが作成されました
名刺画像データはメモ&添付ファイルに自動で保存されます
日本語で表示したい
下記のナレッジに従ってトランスレーションワークベンチを有効にすると日本語化できます
「You don't have access to view cards yet.」エラーが表示される
下記のナレッジに従って権限セットを割り当てると表示されなくなります
まとめ
まさに簡素化されたSansanといった感じで、「本当にこれ無料でいいの?」と疑うレベルのアプリケーションでした。
開発元もSansanなので安心感がありますし、Sansanを使っていないけど名刺情報をPardotなどに活用したい企業にはかなり魅力的なのではないでしょうか。