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Azure Batch AIでCNTKのサンプルプログラムを動かしてみる(その2:クラスター作成編)

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はじめに

本稿ではAzure Batch AIでCNTKサンプルジョブを実行するための手順を記載していきます。
前回まででBatch AI利用の準備は出来たので、今回は、BatchAIのクラスタ作成まで試してみます。

Batch AIクラスタ作成

クラスタ作成手順

1. リソースグループ作成

 i. Azureポータルにログインします。
 ii. [すべてのサービス]→[リソースグループ]を選択します。
  05_01_リソースグループ作成01.png
 iii. [+追加]を選択してリソースグループ名を入力し、サブスクリプション、リソースグループの場所を選択して[作成]を押下します。
  05_01_リソースグループ作成02.png
 ※Batch AIが利用できるリージョンは、2018年4月末時点で米国東部、米国西部2、西ヨーロッパのみのようです。
  そのため、リソースグループの場所も、上記3リージョンのいずれかにすることをおススメします。

2. ストレージアカウント・ファイル共有作成

 i. Azureポータルから[すべてのサービス]→[ストレージアカウント]を選択します。 
05_02_ストレージアカウント作成01.png
 ii. [+追加]を選択してストレージアカウント名を入力し、サブスクリプション、1.で作成したリソースグループの場所等を選択して、
   [作成]を押下します。
  05_02_ストレージアカウント作成02.png
 iii. ii.で作成したストレージアカウントを選択し、[概要]→[ファイル]を選択します。
  05_03_ファイル共有作成01.png
 iv. [+ファイル共有]を選択し、名前とクォータ(容量の上限)を入力します。
   ※ここではサンプルコードの都合上、名前を"batchaisample"と入力します。クォータは5120GBまでの任意の値です。
    サンプル実行だけなら小さくても差し支えないですが、今後同じストレージアカウントでジョブ実行をする場合は、
    多少余裕を持って設定すると良いかもしれません。
  05_03_ファイル共有作成02.png

3. Batch AIクラスタ作成

※現在(2018年4月末時点)、日本語版ポータルでは正常にBatchAIクラスタを作成することが出来ません。
  そのため、BatchAIクラスタ作成のみ、ポータルを英語表記に変更して実行します。
  (現状、リージョン選択ができない状態です。MSサポートによると、一般提供までに修正する方向で対応中とのことです。)
  ・ポータル言語変更方法
   ポータル画面右上の設定ボタン(歯車のアイコン)を押下→[言語(更新が必要)]を[English]に変更
   (その下の地域設定も自動的に変更されます。)
  05_BatchAI_03-0_ポータル言語設定切替.png

 i. Azureポータルから[All Services(すべてのサービス)]→[Batch AI]を選択します。
  05_04_BatchAI作成01.png
 ii. [Cluster(クラスター)]→[+Add(追加)]を選択し、クラスター名やリージョン、リソースグループ、ノード価格帯等を選択します。
  05_04_BatchAI作成02.png
 iii. クラスターの管理者IDとパスワードを入力します。
  ※現状、adminなど単純なID名称だと、クラスターが正常に作成できないケースがあるようです。
   失敗する場合は、"xxxadmin"等、若干ID名を変えると正常に作成できます。
 iv. 共有ファイルのマウントを選択し、2.で作成したファイル共有の情報を入力します。
  05_04_BatchAI作成04.png
 v. [OK]を押下すると、クラスターが作成されます。

次回

次回は、今回作成したBatch AIクラスターでCNTKジョブを実行してみます。

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