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村中仁斗|物販ビジネス4年半で培った仕組み化・効率化のリアル

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村中仁斗_プロフィール画像②.png

こんにちは!村中仁斗(むらなかまさと)です!

今回は、
私が4年半ほど個人事業としてやっていた物販事業のプレイヤーとしての日常を記事として綴っていきます。


私は2020年9月(大学4年生)から2025年5月(社会人5年目)までの間、個人事業主として物販事業の運営を行ってきました。

この記事を読んでいる方によってはどんなことをやっていたのかイメージがつきにくいかもしれません。

なので、今回は私が過去にやっていた物販事業についての内容を記事にすることにしました。

少しでも私の取り組みについて理解していただけますと幸いです。




「物販事業」ってどんなことをやっていたの?

私ががやっていた「物販事業」を一言で言うと
「商品を安く仕入れて高く売る」
と言う、単純なビジネスモデルの事業です。

あえて悪くいうのであれば「転売」と言われるものですね。

一括りに「転売」というと悪い印象になるかもしれませんが、それは内容によります。

実際、iPhone転売やゲームの転売はあまり良い印象を持てませんよね、、、

ただ、私がやっていたのは、
ディスカウントショップや家電量販店などのリアル店舗に訪れて、処分に困っている商品を仕入れてオンラインプラットフォームで販売する
という内容です。

これが意外と需要があるんです。

実は多くのメーカー(例えばパナソニック、シャープ、ソニーなど)は、小売店との間で「販売チャネルの制限」や「ネット販売禁止」を契約で定めています。

そのため、店舗側がAmazonで販売して処分したくてもできず、店舗で安売りして処分するしかありません。

そこで、店舗側が処分したい商品を事業として買い取り(=仕入れ)、Amazonで販売する事業者がいるわけです。

お店が困っている処分品の処分という課題を解決し、かつ僕は自分が得意とする販路で市場価格で販売するのが武パン事業です。

ある意味でwin-winなビジネスモデルが成り立っています。

ここで一つ補足を入れるのであれば、世の中のビジネスの大半は転売です。

例えば、スーパーも卸業者から安く仕入れて一般のお客様に高く販売することで利鞘を出しますし、不動産も土地を安く仕入れて顧客に高く販売、株式投資も安い時期に株を買って高い時期に利確します。

そういう意味では、
基本的にはどんな分野のビジネスも「安く仕入れて高く売る」という、転売的要素を含むビジネスであることは共通する
と言えるかもしれませんね。






個人事業は意外とやることが多い、、、

そんなビジネスをやっていた私ですが、
みなさんが思っている以上に泥臭く、かつ大変です。

なぜかというと、「仕入れて、売る」だけじゃないからです。

やることを一覧にすると以下の通りになります。

・商品知識を広げるための相場リサーチ
・仕入れ先を車で回るルート決め
・車で仕入れ先に出向き商品を何百〜千件とリサーチ(販売データ分析からの仕入判断)
・商品の仕入れ価格に間違いがないかの決済確認
・仕入れた商品を自宅まで車で運送
・商品の納品や梱包をして発送の準備(これが意外と面倒w)
・仕入れや在庫の金額を管理用スプレッドシートに入力
・足りない梱包資材の補充
・資金繰り・売上・経費のチェック、必要に応じて収支分析と改善
・仕入れ先との情報交換
・お客様からの問い合わせへの個別対応
・発送や納品ミスのケースごとの対応
・各種許可証の申請
・融資の交渉
・確定申告の準備、申告書類の提出、納税
など

いやはや、やること多すぎて大変ですよね、、、

一般的な企業なら分業で取る業務を全て自分でやらないといけないのが、個人事業主が大変な理由の一つです。

実際のところ、ほとんどの物販事業を運営している個人事業主の方々は全てのタスクをきっちりやれていない人が多いのが現状です。

ですが、僕は自分で事業を回す経験をするために全ての作業をきっちり体系化し、仕組みとして自分の事業に落とし込みました。

外注することもできますが、その時のコストパフォーマンスを考えた結果として全ての業務を一人で効率的にやることに収束しました。

結果、物販事業での最高年商は3,300万円を達成することができました。

利益ベースの話をしたいところではあるんですけども、会社員の給与と違って事業のランニングコストがかかっていて計算方法がそもそも違うのでなんとも表現し難いんですよね。(笑)

ただ、稼ぎとしては同世代の平均年収を超える水準になるのではないかと思います。






物販プレイヤーの1日の過ごし方

様々な前提を整理した上で早速、私の物販事業を営む個人事業主としての1日の過ごし方をお見せしていきます。



6:00〜 起床

起床は朝6時ごろ。

私は基本は早起きなので、6〜7時台には毎日起きています。

そして、30分〜1時間かけて身支度をしてから家を出ます。

7:00〜9:00 朝活

朝は家の近くにあるマクドナルドに行くか、身支度をしてそのまま自宅で朝活を開始します。

物販事業をしていた当時、大学時代から朝活をしている友人とよくzoomを繋いで朝活をしていました。

どんな朝活をしているかは、以下のnoteの記事をあにしていただけますと幸いです。


9:00〜 仕入れ先に向けて出発🚗

朝活のタスクが一通り終わると、車で仕入れ先に向けて出発します。

ちなみに、朝活の時間にその日に訪れる店舗のルートを決めていました。

私は当時、神奈川県に住んでいたので神奈川県内を回ることもあれば、埼玉県や千葉県まで足を伸ばすこともありました。

そう考えると、行動範囲はそれなりに広かったかもしれません。

物販事業をやっている人ですごい人だと、車中泊して関東圏で行ける店舗を片っ端から回る人もいます。

私はそこまではできませんでしたが、それでも自分が行ける範囲は車で運転して訪れるようにしていました。

ちなみに、当時の荷物を運ぶための車はダイハツのハイジェットカーゴ。

仕事用なのでコスパ重視で買った車ではあったんですけど、愛着が湧いてしまって手放すときは少し寂しかったです。

愛車だったハイジェットカーゴ🚗



11:00〜21:00 仕入れ先に到着、リサーチ・仕入れ

仕入れ先に到着すると、店内に入りリサーチを開始します。

店内でぱっと見で処分に困っている商品が特になければ次のお店へ。

店員さんに挨拶して処分に困っているものがないかを聞くこともあります。

自分の目で見てみないと売れる商品かはわからないですし、意外と店内に取り残されている商品もあったりします。

だからこそ、実際に店舗に足を運んでみないとわからないことが多いんですよね。

もし気になる商品があれば商品のバーコード情報からリサーチして、Amazonでの過去の販売データを分析した上、商品を仕入れるか総合的に判断します。

仕入れる商品が一通り見繕い終わったらお会計へ。

お会計を済ませたら、荷物を車に積んでまた次の仕入れ先に向かう。

・・・

この繰り返しです。

そう、とても地味なことの積み重ねなんですっ!!!

仕入れ先に向かっている車での移動中はといいますと、KindleでiPadの読み上げ機能を活用して耳で読書をしたり、たまに気分転換でアニメや音楽をかけていることもあります。

移動時間もなるべく有効活用してビジネスに必要な知識を入れたり、時にリラックスをする時間にしたりしていました。

そうやって、店舗を回っているとなんやかんやで夜の21時ごろになります。

帰宅時間のことも考えて、仕入れにひと段落をつけてから自宅へ帰ります。



23:00 荷物の搬入、経費入力

帰宅後、その日仕入れた商品を車から自宅に搬入します。

早く帰宅できたときはそのままAmazonの倉庫へ商品を納品するための作業をして、次の日の朝には発送してしまうこともあります。

また、日によっては仕入れはせずに、納品できていない溜まった在庫を1日使って倉庫へ納品する作業に充てることもあります。

そして、一日の最後には仕入れた商品やかかった経費などの内容を経費管理用の自作のスプレッドシートに入力を済ませ、この日の仕事は終了です。



23:30〜0:00 身支度・就寝

基本的にご飯は仕事の帰り道で食べているので、家でご飯を食べないことが多いですね。

帰ってきてから身支度を済ませて、あとは寝るだけ。

・・・

こんな日々を、土日休みなく過ごしていました。

当然、私も休みたい日もあるので休むこともありますが、何か特別な予定ができない限り滅多に休むことはなかったですね。

予定に応じて仕事とプライベートの予定を入れることができていたと言う意味では、スケジュールの柔軟性はあったと思います。






そして、現在は・・・?

現在に関しては、物販のビジネスを撤退しています。

「稼げていたのになんで辞めるんですか!?」

とよく聞かれますし、実際にその通りだと思います。

辞めた理由は2つで、
・自分の性質上、物販には向かないと思ったこと
・自分が興味ある分野にキャリアチェンジをしたいと思ったこと

が要因としては大きかったです。

これは事業への不満というわけではなく、自分の性格や強みの観点の話。

不満たらたらだったのであれば、私は4年も物販を続けられません。

決して物販が嫌いになったわけではありません。

ただ、自分にとって物販事業をやることがやりがいに感じないのです。

最初は「自分で事業を回してみたい」とか「個人で稼げるようになりたい」なんてことを思って始めた事業でした。

しかし、事業を回すという点では良かったものの、稼ぐことを目的にしてもモチベーションが湧かなくなってしまいました。

私は稼ぐことがモチベーションになるタイプではなく、今までの経験上
他者への貢献やチームへの貢献という観点でモチベーションが湧くタイプらしいということがわかりました。

私は自分の向いていることで社会に貢献する方が、社会全体にとって良いはずだと考えています。

自分の向いていないことではなく向いていること、自分の強みを活かしてバリューを出したい領域でこれからは頑張っていきます。

今後は、
「強みが活きるチームの中で、仲間と一緒に価値を生み出す」
そんな働き方を選びたいなと。

ただ、あの物販に取り組んだ4年間があったからこそ、自分の特性を知ることができました。

また、事業を回す力だったりレジリエンス力など次に活かす土台ができました。

個人事業主の経験を活かしながら、私がちゃんと成果を出せる環境で、能力を最大限発揮できたらと考えています。



今回の記事は以上です。

最後までご拝読いただきありがとうございました!

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