【React 入門】初心者必見 React の基礎知識

はじめに

この記事では、React 初心者の方向けに、React の基礎知識をわかりやすく解説します。React を使い始めたいけど「何から始めればいいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。
React の概要を知ってもらえるように詳細な説明は省いています。各知識のより詳しい内容については別の記事として、今後投稿していきたいと考えています。

React とは？

React は、Facebookが開発した JavaScript ライブラリで、ユーザーインターフェース（UI）を効率的に構築するために使用されます。
現在、世界中の多くの開発者や企業が採用しており、以下のような特徴があります。

特徴

1. コンポーネントベース
   UI を「コンポーネント」という小さな部品に分けて開発できます。再利用性が高く、保守性にも優れています。

2. 仮想 DOM (Virtual DOM)
   React は、実際の DOM 操作を効率化するために仮想 DOM を使用します。これにより、UI の更新が高速化されます。

3. 宣言的プログラミング
   「状態」に基づいて UI を構築するため、コードが直感的で読みやすくなります。

React を始めるために必要な知識

React を学ぶ前に、以下の基本的な知識があるとスムーズに学習できます。

1. HTML と CSS
   ウェブページの構造とスタイルを理解しておきましょう。

2. JavaScript
   特に以下の概念を把握しておくと便利です。

   • JavaScript の基本（let / const、アロー関数、分割代入など）
   • 配列操作（map、filter、reduceなど）
   • モジュール (import / export)

3. Node.js と npm
   React プロジェクトのセットアップやパッケージ管理に使われます。

React の基本概念

React を理解する上で重要な基本概念を説明します。

1. コンポーネント

React アプリケーションは、コンポーネントという小さな部品から成り立っています。
コンポーネントには 2 種類あります。

• 関数コンポーネント（主流）
  シンプルで軽量なコンポーネント。多くの場面で使われるのはこちらになるので、コンポーネントと聞いたらこの関数コンポーネントのことをイメージすれば良いと思います。

  function HelloWorld() {
    return <h1>Hello, World!</h1>;
  }
  

  
  
• クラスコンポーネント（旧式）
  状態を持つコンポーネント。

  class HelloWorld extends React.Component {
    render() {
      return <h1>Hello, World!</h1>;
    }
  }
  

2. JSX

JSX は、JavaScript 内で HTML のような構文を記述するための拡張機能です。
ブラウザでは直接動きませんが、React が内部的に変換してくれます。

const element = <h1>Hello, React!</h1>;

3. Props（プロップス）

Props は、コンポーネント間でデータを渡すための仕組みです。
親コンポーネントから子コンポーネントにデータを渡します。

const Greeting = (props) => {
  return <h1>Hello, {props.name}!</h1>;
};

<Greeting name="React" />;

4. State（ステート）

State は、コンポーネント内で持つ変更可能なデータです。
useState フックを使うことで、簡単に状態を管理できます。

import { useState } from "react";

const Counter = () => {
  const [count, setCount] = useState(0);

  return (
    <div>
      <p>現在のカウント: {count}</p>
      <button onClick={() => setCount(count + 1)}>増加</button>
    </div>
  );
};

5. イベントハンドリング

const Button = () => {
  const handleClick = () => {
    alert("ボタンがクリックされました！");
  };

  return <button onClick={handleClick}>クリック</button>;
};

React の始め方

React を始めるための手順については、以下の Qiita 記事で説明しています。

この記事では、Node.js のインストールから、create-react-appを使った React プロジェクトの作成方法まで解説しています。React を初めて使う方は、まずこちらを参考に環境を構築してみましょう！

参考

• React 公式ドキュメント

• Qiita React タグ

まとめ

この記事では、React の基本的な概念と始め方を紹介しました。
React は最初は少し難しく感じるかもしれませんが、少しずつ慣れていくことで楽しく開発できるようになると思います。まずは小さなプロジェクトを作りながら、実践的に学んでみてください。