Ubuntu の root を無効にし、ログインユーザーを変更する
WSL2 の Ubuntu 22.04 を導入したところ、WSLにログインすると「root」でログインするようになっていました。以前のバージョンでは、初回起動時にユーザー作成をもとめられ、その時のユーザーがデフォルトユーザーになっていたと思うのですが・・・。
基本「root」は利用しないようにしたいので、以下のように対応します。
- 「root」でログインしてユーザーを作成
- 作成したユーザーに「sudo」権限付与
- WSL2 のデフォルトユーザーを変更
- rootを無効化
以下、手順詳細です。
「root」でログインしてユーザーを作成
# adduser newuser
※Ubuntuでは「useradd」ではホームディレクトリが作成されないそうです。
作成したユーザーに「sudo」権限付与
# gpasswd -a newuser sudo
WSL2 のデフォルトユーザーを変更
この手順のみ、Windows PowerShellで実行します。
この手順を実行すると、ログイン済みの WSL2 は自動的に切断します。
> <Directory Name> config --default-user newuser
※「Directory Name」は、エクスプローラーで「\\wsl$」を開いたときに表示されるディレクトリ名になります。
rootを無効化
# sudo passwd -l root
【参考にしたサイト】
・ユーザー作成
https://ex1.m-yabe.com/archives/3259
・sudo の許可
https://www.server-memo.net/ubuntu/ubuntu_add_sudo.html
・WSL2 のデフォルトユーザー変更
https://zenn.dev/gaku1234/articles/article-00010-ubuntu
・root 無効化
https://kledgeb.blogspot.com/2012/10/ubuntu-root.html