自作PC構築記録: Tesla P100を搭載したパワフルマシン
こんにちは、今日は私が最近構築した自作PCについて書きたいと思います。
学部時代は文系で、自作PCなど全く縁が無かったのですが、大学院の研究室に先輩が置いていったTesla P100のグラボがあったので、それを使って自分用のパソコンを作りました。
NVIDIA Tesla P100について
Tesla P100は、NVIDIAのPascalアーキテクチャを採用したGPUで、AIやHPC(High Performance Computing)などの計算密度の高い作業に特化して設計されています。(2014年当時)
P100は、NVIDIAの「Pascal」アーキテクチャを採用しており、倍精度演算性能で5.3 TFLOPS、単精度演算性能で10.6 TFLOPSの演算能力を持っています。また、HBM2(High Bandwidth Memory)を採用しており、メモリ帯域幅は驚異の732GB/sです。これらのスペックにより、大規模なデータセットを扱う深層学習の計算や、科学的なシミュレーションなどに非常に適しています。
しかし、そのパワーは電力消費と発熱の増加と引き換えに得られるものであり、適切な冷却システムと電源容量が必要となります。
準備するパーツ
以下に、この自作PCで使用した主なパーツを列挙します。
- CPU: Intel i7 13700K
- GPU: NVIDIA Tesla P100
- Motherboard: TUF GAMING B760-PLUS WIFI D4
- RAM: Crucial RAM 32GB Desktop Memory CT2K16G4DFRA32A
- SSD: Crucial P5 Plus
- CPUクーラー:DEEPCOOL LT720
- 電源ユニット: Fractal Design ION Gold 850W
- ケース: Fractal Design Define 7 Compact Black Solid FD-C-DEF7C-01
- ケースファン:NF-P12 REDUX-1700 PWM
ビルドプロセス
次に、ビルドプロセスの主要なステップについて説明します。
ステップ1: マザーボードの準備
最初にCPUとRAMをマザーボードに取り付けました。この作業はデリケートなので、落とさないように気をつけながら慎重に行いました。

ステップ2: SSDのインストール
次に、Crucial P5 PlusをマザーボードのM.2スロットに接続しました。
ステップ3: CPUクーラーのインストール
次に、DEEPCOOL LT720をケースに接続。720ともなるとゴツいです。

ステップ4: グラボと電源ユニットをケースへ組み込み
最後に、グラフィックボードと全てのパーツをケースに組み込み、電源ユニットを接続しました。
結果
無事BIOSの画面が付きました。
Tesla P100という自作PC初心者には癖のあるグラボでしたが、何とか完成させることが出来ました。
