概要
この記事はDMMグループ Advent Calendar 2019 23日目の記事です。
2019年5月からDMMにもフレックスが導入されました。
それによって朝の出社時間が揃うことは稀になり、無くなるものがあります。
そう 朝に行うデイリースクラムです。
しかし夕方に行うデイリースクラムをやってみて、様々なメリットがあることに最近気が付きました。
私が経験した朝会と夕会のやってることをまず並べますが、そんなに違いは有りません。
過去いたチームの朝会 | 今のチームの夕会 |
---|---|
1.やった作業 | 1.昨日やったこと |
2.完了した作業 | 2.今日やること |
3.困っていることの相談 | 3.困っていることの相談 |
4.共有事項があれば | 4.共有事項があれば |
しかし夕方にデイリースクラムをやることによって変わったことが3つあります。
- 問題点、困っていることが出やすくなった。
- ベロシティ(生産性)が上がった。
- レトロスペクティブ(ふりかえり)の時間が短くなった。
何故変わったのかを考えてみます。
1.問題点、困っていることが出やすくなった。
タイトルどおりエンジニアは朝に弱いので
、朝から昨日の課題をはっきり覚えていて、相談出来る人が少ないように思います。
※説明するために事前に準備することが私も多かったです
なので、その日に困ったことや作業の共有を夕方にすることで、記憶が鮮明なうちに相談・共有することが出来て相談しやすくなったように思います。
2.ベロシティ(生産性)が上がった。
夕方に今詰まってることなどを気軽に相談すると、気にしてくれたメンバーが次の日手伝ってくれることが増えます。
なので詰まっても解決までが早く、問題を持ち越すことが少なくなりました。
そのため次のタスクに取り掛かる時間が短くなりベロシティが上がりました。
3.レトロスペクティブ(ふりかえり)の時間が短くなった。
Problemに問題として初めて認識するものが多く出てきていたイメージがあります(特に開発初期)
そのため1時間の振り返り時間ではすべてをさばき切れないので、ドット投票等を行って話をする問題を絞ります。
その問題についての詳細を知るのが初めてなので、当然記載した人に説明の詳細を求めることも多く、ドット投票を行っても時間が足りないことも多かったです。あとは実は話さなかった付箋が次のスプリントでも解決してなくてまた振り返りで掲載されて、1週間遅れて話をする等もありました。
今のチームの振り返りのボード
※今のチームはFDL(Fun/Done/Learn)にProblemを足した形で振り返りをしてますが、わかりやすくするためにKPTで表現します
普段から10分〜30分程度、「問題の共有」をしているので「解決した問題」の再掲載が多い。
また解決してなくても付箋が貼られた時点で内容を把握してることが多くなり、Tryだけに時間を使えるようになりました。
最後に
これはあくまで自分のチームの場合うまく行っただけなので、全員が朝型で「夕方以降に相談を受けるのキツイ」という場合もあると思いますが、この記事に思い当たる点があれば、チームで話し合いデイリースクラムを行う時間を変えてみるのも良いかもしれません。