Windows環境へのRedmineインストールはBitnamiが一般的で、Linuxのように個別にミドルウェアとかをインストールする手順はあまり見かけない。
理由は、おそらくLinuxのインストール手順使われているAPサーバのPassengerがWindowsにインストールできないからだと思ってる。
色々探すと、Passengerではなく、thinをAPサーバに使っている例がある。ただ、ちょっと古かったりするので、現時点での方法を書いておく。
Rubyインストール
- Ruby installer for Windowsを使ってインストール
- 合わせて、RubyのDevelopment Kitもインストール
MySQLインストール
- MySQLのWindows版をインストーラーからインストール
- Setup typeをServer onlyにするのが最小限?
- 同時にユーザも管理者として作っておく
Redmineインストール
-
Redmineのtarボールなりzipをダウンロードして解凍
-
config/database.ymlを以下のように記述
database.ymlproduction: adapter: mysql2 database: redmine host: localhost username: redmine password: Password1 encoding: utf8
* MySQL Command Line ClientでredmineとしてDBを作成
* ここから、Rubyコマンドプロンプトを管理者として実行
* Proxy環境の場合、まずはProxyをセット
```batch
> set http_proxy=http://proxyID:proxyPASS@ProxyURL:ProxyPort/
> set https_proxy=http://proxyID:proxyPASS@ProxyURL:ProxyPort/
```
* bundlerをインストール
```batch
> gem install bundler
```
* thinをインストールするため、Gemfile.localを作成、thinをWindowsサービス化するためのthin_serviceも追加
```Gemfile.local
gem "thin"
gem "thin_service"
```
* bundle installを実行
```batch
> bundle install --without development test # 32bitの場合
> bundle install --without development test rmagick # 64bitの場合
```
* rakeでDBとかの初期セットアップ
```batch
> rake generate_secret_token
> set RAILS_ENV=production
> rake db:migrate
> rake redmine:load_default_data
```
* 一旦、動作確認
```batch
> bundle exec rails server webrick -e production
```
* 問題なければ、一旦止めて、Windowsサービスとして登録
```batch
> thin_service install -N "Redmine" -c "C:\redmine" -p 3000 -e production
```
* Windowsの管理ツールから サービス を選択し、 Redmine のプロパティを開いて、スタートアップの種類を **自動** に変更