新卒でSier企業に入社し、ちょうど3年半で転職しました。
そして、テスト会社に入社しちょうど1年が経ちました。
そこで今回は、Sierで経験したこと、転職に至った経緯、テスト会社に転職してみてどうだったか、まとめてみました!
そもそもなぜ転職したのか
新卒で入社したSI企業で、見事に配属部内のほとんどの上司、先輩にに好かれませんでしたw
入社一年目の時、一緒に働いていた先輩からは
⇒「他の人より仕事が遅いから残業するのなら残業は付けないで」と言われ
さらにその上の先輩からは
⇒「お前が辞めるって言っても俺は守らないけど、○○(上の一緒に働いていた先輩)は守る」と言われ
そのくせ、簡単な誰でもできるような仕事は命令してくるんですよねw
最悪なスタートでした。
しかも、東京で大卒で初任給270万以下w
さらに、昇給はしたものの昇給額が1か月あたり500円w
バイトかよwww
そして決めたのが『できるようになったら辞めてやる!』ということw
転職するために
そこから、転職するためにWeb言語を勉強し、フレームワークによる開発を学び、デザインを学び、アクセス解析を学び、お金を稼ぐにはどうしたら良いのか、営業も学び、3年目が過ぎたとき転職活動を始めました。
そして転職活動をする中でテスト会社に採用され、新卒からちょうど3年半で入社しました。
テスト会社で学んだこと
前職でのテストでは、UTやITでの経験はありましたが、仕様書通りに動いていることの確認だけでした。
テスト仕様書を作るようになると先輩からは「これでもう障害はないの?」という疑問を投げかけられる。
私は、「障害を全部発見はできないし、やれというなら時間が足りない」といってもやれと言われる。
バグゼロの落とし穴
しかし、転職して学んだことは『障害はゼロにはならない』ということ。
これは本当に心に響きました。
だって、前職では「障害があると思うなら全て確認して障害としてあげろ」と言われていたことが、「障害が残っていても良い」という安心感が持てるんです!
障害がゼロにならないことは、ソフトウェアテストの7原則で記されています。
開発者は仕様を誤って開発する
開発の依頼側は仕様をまとめ仕様書を作ります。
そして開発者は仕様書を読み取り、仕様が遂行できるように開発します。
しかし、人の認識というものは怖いもので、このような有名なプログラマージョークがあります。
妻が夫に「買い物にいって牛乳を1つ買ってきて。卵があったら6つお願い」と言ったら、夫は牛乳を6パック買ってきた。
妻は
夫に「買い物で牛乳を1つ、卵があったら卵を6つ買ってきて」という意味だと思います。
しかし夫は
「買い物で卵があったら牛乳6つ、なければ牛乳1つ」という意味だと認識してしまいました。
認識が異なる
このように開発を依頼する側と実際に開発をする側で仕様の認識が異なってしまうことが良くあります。
実際に私が前職で開発をしていた時だってありました。
それらを開発とは異なる目線で、仕様を満たすためのテストをする目線で、テスト会社としてテストするため、曖昧な仕様は常に確認し、明確にすることが大切であることを学びました。
そして、開発と並行する形で仕様を明確にすることで、システム開発あるあるの「最終段階で仕様変更が入る」ということが減らせるのだと実感しています。
転職って素晴らしい
転職する前、「転職して良かったと思えるのだろうか」などという不安が常にありました。
だって、古代言語での業務経験しかなく、初めての転職、それ以上に悪くなったらもう生きていけなくなりそうですw
しかしいざ転職が実現すると
年収UP
まず、生きるために必要なお金、年収は100万円以上上がりました!
これ、めちゃくちゃ重要ですよね!
しかも、転職後の評価でも年収100万以上UP!
仕事が楽しくなった
もちろん、大変なことも多くありますし、嫌なことも多くあります。
しかし、第三者としてのテスト会社の一員として、より上流に近い形で要求定義から加わり、テストもSTやUATといった、単純な仕様書通り動くかの確認以上のことを行い、個人的にはとても楽しくやれています。
さらに、上司からも現在は嫌われておらず(←ここ重要w)、評価もしっかり受けられています!
最後に
Sierがダメというわけではありませんし、現在もテスト会社としてSierと同様の働き方をしています。
どのような職業でもいえることですが、今の職場が辛い、続けられそうにないのであれば、そんな仕事一生続けるなんてできませんし、その前に人が壊れてしまうでしょう。
さらに、給料が安い場合も同様で、上がる見込みがないのであれば、上がる会社に転職すれば、実は簡単に給料が上がる可能性もあります。
もちろん、給料は労働の対価であり、安い単価の仕事しかできないのであれば安いままかもしれません、成長できる業務、評価してくれる会社があれば、頑張れば給与が上がるものだと今は思っています!
テスト会社に入社してもよいのか悩んでいる方、転職をしようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。