Subversion では コミットしてリポジトリに適用する ignore とローカルのみに適用できる ignore があります。
リポジトリを使用する人、全社員に適用したい場合は前者、個人的に自分の環境にだけ作りたい場合は後者を使うと良いでしょう。
また、デフォルトで以下の値は無視されるように設定されています。
*.o *.lo *.la #*# .*.rej *.rej .*~ *~ .#* .DS_Store.
ここから分かるように *
はワイルドカードとして使用できます。
リポジトリに適用する
svn:ignore
svn propset svn:ignore PROPBAL PATH...
を使います。
例えば、
svn propset svn:ignore *.bak .
と書くと現在のディレクトリの末尾が .bak
であるファイルが無視されるようになります。
svn:ignore
はディレクトリごとに適用されます。
再帰的に適用したい場合は svn propset
では -R [--recursive]
オプションを利用できます。
svn propset -R svn:ignore *.bak .
とすれば現在のディレクトリ配下全体にこの svn:ignore
が適用されます。
リポジトリ全体に適用したい場合、 propset で svn:global-ignores
も使用できるようですが、未検証。
また、 svn:ignore
はコミットする必要があることに注意してください。
自分自身にだけ適用したい場合は次のセクションを参考にしてください。
ローカルにだけ適用する
config ファイルを編集する
C:\Users\<USERNAME>\AppData\Roaming\Subversion\
に config
ファイルがあります。
この中で [miscellany]
の位置を探してその下に global-ignores
の以下のような例が載っています。
global-ignores = *.o *.lo *.la *.al .libs *.so *.so.[0-9]* *.a *.pyc *.pyo __pycache__ *.rej *~ #*# .#* .*.swp .DS_Store
これを参考に設定します。
保存した後
svn status
をすると設定したファイルが無視されているはずです。
また、
svn status --no-ignore
とオプションをつけると無視されるファイルには I
がついて表示され、正しく設定できていることが分かると思います。
参考
Subversionで無視パターンを指定
http://svnbook.red-bean.com/en/1.1/ch07.html#svn-ch-7-sect-1.3.2
http://svnbook.red-bean.com/en/1.1/ch07s02.html#svn-ch-7-sect-2.3.3