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SQL文の備忘録

Last updated at Posted at 2020-10-24

SQL文とは

SQLはデータベース言語の一つで、データベースの定義や操作を行うことができます。
SQLはISO(国際標準化機構)で規格が標準化されており、一度学習すればほかのデータベースでもほぼ同じように操作可能です。
SQL文は大きく分けて3種類の言語から構成されています。データベースを制御したり操作したりする際に使い分けられ、すべて命令文で動詞と目的語を組み合わせた構文です。

  • データ定義言語(Data Definition Language) データ定義言語はDDLと略され、RDBMSで扱うオブジェクト(テーブルやインデックスなど)の構造や、オブジェクト同士の関係を定義する構文です。

<DDLの命令文>
CREATE: 新しいデータベースやテーブルなどのオブジェクトを定義する
JOIN:テーブル同士を結合する
DROP:定義したオブジェクトを削除する
ALTER:定義したオブジェクトの内容を変更する
TRUNCATE:データをすべて削除する

  • データ操作言語(Data Manipulation Language)
    データ操作言語はDMLと略され、データベースを操作するための構文です。目的語やさまざまな条件を示すキーワードと組み合わせて使われ、多くのパターンがあります。目的語には「~以上」「~以下」などの条件をつけることもでき、SQL関数と呼ばれる関数を使用することもできます。
    <DMLの命令文>
    SELECT:データベースを検索する
    INSERT:データを挿入する
    DELETE:データを削除する
    UPDATE:データを更新する

  • データ制御言語(Data Control Language)
    データ制御言語はDCLと略され、データへのアクセスを制御する構文です。トランザクションやシステムを管理したり、ユーザーのアクセス権を制御したりするために使われます。
    <DMLの命令文>
    GRANT:ユーザー権限を付与する
    REVOKE:ユーザー権限を削除する
    BEGIN:トランザクションを開始する
    COMMIT:トランザクションを確定する
    ROLLBACK:トランザクションを取り消す

使い方

SELECT(どのカラムから)

SELECT name

FROM(どのテーブルから)

SELECT name
FROM shoppinglist;

複数のカラムからデータを取得

SELECT name
FROM shoppinglist;

WHERE(特定のレコードを取得)

SELECT *
FROM shoppinglist
WHERE price = 100;

データ型
データベースに保存するデータには「データ型」というルールがある。それぞれテキストや数値、日付など「データの種類」を示す。
image.png

比較演算子の一覧

image.png

  • LIKE演算子(ある文字を含むデータを取得)
SELECT *
FROM shoppinglist
WHERE name LIKE "%魚%";
  • ワイルドカード
SELECT *
FROM shoppinglist
WHERE name LIKE "%納豆%";
  • 前方一致
SELECT *
FROM shoppinglist
WHERE name LIKE "トマト%";
  • NOT演算子
SELECT *
FROM shoppinglist
WHERE NOT price = 100;
  • NULLのデータを取得
SELECT *
FROM shoppinglist
WHERE NOT price = 100;
  • AND演算子
SELECT * FROM shoppinglist
WHERE name = "鶏肉"
AND price = 300;
  • OR演算子
SELECT * FROM shoppinglist
WHERE name = "鶏肉"
OR name = "もやし";
  • ORDER BY
  • SELECT * FROM shoppinglist
    ORDER BY price DESC;
    
  • 「ORDER BY」と「WHERE」の併用

SELECT * FROM shoppinglist
WHERE name = "鶏肉"
ORDER BY price ASC;
  • LIMIT 最大で何件取得するか
SELECT * FROM shoppinglist
LIMIT 3;
  • DISTINCT(重複データを省く)
SELECT DISTINCT(name)
FROM shoppinglist;
  • 四則演算 足す(+)、引く(-)、かける(*)、割る(/)ができる。 例えば、買い物リストの各商品に消費税を入れる。↓
SELECT name,price * 1.08
FROM shoppinglist;
  • SUM関数
SELECT SUN(price)
FROM shoppinglist;
  • AVG関数
SELECT AVG(price)
FROM shoppinglist;
  • COUNT関数 ↓カラム指定
SELECT COUNT(name)
FROM shoppinglist;

↓全てのカラム

SELECT COUNT(*)
FROM shoppinglist;
  • MAX・MIN関数
SELECT name,MAX(price)
FROM shoppinglist;
  • GROUP BY(グループ化をする) GROUP BYを用いると、データをグループ化することができます。例えば図のように「GROUP BY カラム名」とすることで、指定したカラムで、完全に同一のデータを持つレコードどうしが同じグループとなる。
SELECT SUM(price),date
FROM shoppinglist
GROUP BY date;

image.png

  • HAVING(グループ化したデータを絞り込む)
SELECT SUM(price),date
FROM shoppinglist
GROUP BY date
HAVING SUN(price)>500;

image.png
※HAVINGはグループ化された後のテーブルから検索するため、条件文で使うカラムは必ずグループ化されたテーブルのカラムを使う。

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