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認証(Authentication)と認可(Authorization)の違い

Last updated at Posted at 2020-11-02

AuthenticationとAuthorizationが紛らわしいのでメモ.
注意: "ユーザ"は、人とは限りません."サーバ"は、提供者(機械or人)です.

追記 2020/11/05
ritouさんにコメントいただきましたので、情報を修正しました! (詳しくは修正履歴にてご確認ください)

忘れがちな Identification 識別

サーバがユーザを特定すること.
入力されたIdentifier(ID, 識別子)から、ユーザを特定する.

Authentication 認証

ユーザが本物かどうかの確認. 識別じゃないよ.
ユーザーが誰なのか特定したあとで、本当にその人なのか確認すること.
例えば、ユーザにCredential(パスワードとか認証に使うものたち)を渡してもらって、一致すればログイン.

Authorization 認可

サーバがユーザに適切な権限を与えること.
例えば、SQLのgrant文みたいなもん.
見せるだけか、投稿も許可するか.

認証と認可って分ける必要ある?

ある(と思ってる.).

アカウントを持たないユーザにサービスを提供する際は、認可のみでOK.

アカウントを持つユーザのみが対象でも、非課金サービスと課金サービスが存在する際は、
認証後に課金サービスの認可をきっちりしないとNG.

実際のところ

この記事では一つのサービスが、ユーザを識別認証認可をすることを想定しています.
現実では、2つのサービス間とユーザを認証する(アカウント連携、アプリとサーバのやり取りなど)
こともあります.そこではOAuth(認可)とOpenID Connect(認証・認可)が利用されています.

まとめると

識別して認証して認可するのが一般的な形.
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