公式ドキュメントに沿って導入します。
Flutterのインストール
依存パッケージの準備
Flutterには、以下のパッケージが必要です。
- bash
- curl
- file
- git 2.x
- mkdir
- rm
- unzip
- which
- xz-utils
- zip
多くの環境ですべて導入済みだと思います。念の為、インストール済みか(apt search等で)確認して、もし入っていないものがあればインストールしておきましょう。
# apt search curlとか
[installed]ならOK。
# apt update
確認せずにまとめてapt installしてもよし。
# apt install bash curl file git unzip xz-utils zip
Flutterをインストール
snapが使えない環境で、ビルドするのが億劫でも、実行ファイルたちをダウンロードする方法か、gitをクローンする方法でインストールできます。
(Ubuntu20.04LTS等の環境であれば、$ sudo snap install flutter --classic
でインストールできます。)
実行ファイルたちをダウンロード
curlコマンドで直接ダウンロードします。以下は記事作成時の最新安定版であるver1.22.5の場合です。
$ cd ~/Downloads
$ curl https://storage.googleapis.com/flutter_infra/releases/stable/linux/flutter_linux_1.22.5-stable.tar.xz
インストール先のディレクトリ(何処のどんな名前でも構いませんが、この記事では~/developmentとします)を用意し、 そのディレクトリ内でtarボールを展開します。
$ mkdir ~/development
$ cd ~/development
$ tar xf ~/Downloads/flutter_linux_1.22.5-stable.tar.xz
gitクローン
上の方法では更新の度にダウンロードと展開をする必要があります。gitで更新したい場合は、公式リポジトリをクローンしましょう。
$ mkdir ~/development
$ cd ~/development
$ git clone https://github.com/flutter/flutter.git
PATHを通す
展開orクローンしたディレクトリにflutterがインストールされましたが、一々インストール先に来てからから(もしくは長いパスを指定して)実行するのは面倒です。そこで、パスを通しておきます。
一時的にパスを通す場合はこちら(~/development内で実行)
$ export PATH="$PATH:\`pwd\`/flutter/bin"
恒久的にパスを通す場合は、お使いのシェルや環境に合わせて設定する必要があります。以下はデフォルトで使われているbashの場合の例です。PATHを設定したあとは、端末/ターミナル を 再起動/新規ウィンドウ で開き直してください。
$ export PATH="$PATH:/home/ユーザー名/development/flutter/bin"
それでもパスが通らない場合は、直接ファイルにPATHを追記する方法を試しましょう。
インストールできたか確認
Flutterが導入できたら、以下のコマンドを実行できるはず。
$ flutter help
Fluterを実際に使うためには、いくつか追加設定が必要な場合が多いです。例えば、Androidアプリ向けに開発したい場合は、AndroidStudioのインストールが必要です。
以下のコマンドで、どのパッケージが足りないか、どう設定すればいいかなど、比較的丁寧に教えてくれます。[x]がついているものの中で、必要だなと思ったものを指示に従ってインストールしましょう。
$ flutter doctor
おわりに
上手く動かない場合は、公式ドキュメントが参考になるかもしれません。