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最新の技術書に出会えるサイトを自己最速でリリースした

Last updated at Posted at 2023-12-25

自己最速が遅すぎる

つい先日リリースしたBranew という最新の技術書に出会えるサイト。
こんなもの作ろうかな、と思ってから2週間でリリースしました。

2週間でオンライン会議ツールのようなもの* をつくってしまう方がいるくらいなので
ぶっちゃけこんなただの1枚もののサイトを2週間なんて遅すぎるわけですが、
がっつりフルタイムで働きつつ、土日も全部は突っ込めない状況で
我ながらよくやったなと思ったので、どう 頑張ったか 実現したかをまとめたいと思います。

以下、僕が密かに憧れている freeriderこと山田俊輔さんの note より。

そして、最初の一行を書き始めたのが、今年の1月12日です。約2週間後に、LAで開催されるProduct Huntの5周年パーティーに参加する予定があったので、どうせならそれまでに完成させよう、Rayan Hooverにピッチしよう、と寝る間も惜しまず書き続きました。

元無職がシリコンバレーで起業する
*記事内の、Remotehourのことです。

自己最速(?)の意図せぬはじまり

2023年12月12日
前日に意気揚々と決めた最重要タスクが、いとも簡単にぶち壊されました。

なぜこんなことが起きたのでしょうか?

Amazonアソシエイトに登録した

Branew を訪れていただいた方はお分かりかと思いますが、記事カードは全てAmazonにリンクしています。

はい、そうです。アソシエイトリンクです。

審査が厳しいらしいな〜ということくらいしか知らず、まあ申し込んでみるかと思って
ポチポチ進んでいくと、アソシエイトリンクを作成できるようになりました。

そしてようやく審査の内容を知るのです。

サインアップ後、一定の適格販売が発生すると、アソシエイト・チームがあなたの申請を確認します (サインアップから 180 日以内に 3 回以上の適格販売の発生が必要です)。

申請の審査プロセスについて

もちろん、審査に通るような媒体を持ち合わせていなかったので、
最初はXに商品紹介をポストするという悪あがきをしていました。

誰でも思いつく案、爆誕

そんな期待値 0 の悪あがきをしていく中で、ふと誰でも思いつくであろう「最新技術書のキュレーション」という案が浮かびました。

さっと調べた限りでは
技術書に特化しているものはなさそうだと判断して
何となくどう作るかを考えました。

後述する方法なら爆速でリリースできそう、と思い 2023年12月12日のポストに至ります。

自己最速(?)をどう実現したのか

やったことは7つあります。

  1. 知っている技術を使う
  2. Generative AI を使う
  3. 機能を削る
  4. 機能を削る
  5. 極限まで機能を削る
  6. 極限まで機能を削る
  7. 極限まで(略)

知っている技術を使う

フロントエンドは Next.js、バックエンドは Django を使っています。

いつも使っているDocker Composeがあり、コマンドをいくつか打てばすぐに開発をスタートできます。

Django は大規模はアプリケーションも開発できる
Pythonのオールインワンフレームワークですが

実は今回、コマンドとテストしか作成していません。(爆笑)

それほどまでに 面倒だった 時間が惜しかったのです。

Generative AI を使う

2年ほど前は、ばりばりフロントエンドも書いていたのですが
現職ではほとんど書いておらず、とてつもなく忘れてしまったのと
Next.jsが進化しまくっていたので、いろいろ手伝ってもらいました。

特に、本の一覧を表示するコンポーネントを、スタイルの指示だけ出しつつ
ほぼコード書かずに作ってもらって、AI使いこなしてる気分になりました。

機能を削る * 5

Branew に訪れていただいた方はわかるかもしれませんが
最初に表示されるページが、このサイトの唯一のページです。

そのため

  • 出版社別に閲覧する
  • 技術別に閲覧する
  • 検索する
  • 本の詳細を表示する
  • レビューを表示する

といった、キュレーションサイトならできそうな、あらゆることができません。

必要最小限の商品とはよく言われることですが、
つくるの面倒だったので 今回はそれをとても意識しました。

自己最速(?)の裏話

少々自虐的に書きましたが、いろいろ考えていることもあったりします。

Django を採用した裏の理由

もちろん自分が使いやすいだったり、環境構築が秒、というのはその通りです。

もう1つの理由として、将来的にはどこかにデプロイして
Product Advertising API を使って手作業をゼロにしたい、というのがあります。

使えないのですよ、審査通ってないと…

アソシエイト・プログラムの審査に合格した後に、Product Advertising APIのページにてアクセスキーを取得してPA-APIの利用を開始してください。

だから今は全部手作業でリンク取得したりしてるんですよ…。
洒落にならんですよ、まじで…。

爆速表示の実現

バックエンドをどこにもデプロイしていないので、データストアも存在しなければAPIもありません。
今は、フロントエンド側でJSONファイルを持っていて、そこからデータを呼び出しています。

更にフロントエンドはサーバーサイドレンダリングなので、爆速表示を実現しています。
(前はパフォーマンスも90超えてたんです、本当です。信じてください。)
Screenshot 2023-12-25 at 21.27.20.png

機能を削りに削ってRSSフィードは削らなかった理由

もうここまで読んでいただいた方はご認識の通り
Branewにはサイトなのに SEO という概念が皆無な状態でリリースされています。

こんなサイトは、リリースしたときがピーク。
その後は誰にも見つけられず、常時アクセス 0 の植物状態。

そんな未来が
鮮明に見えています。

そこで、RSSフィードを用意しました。
https://branew.dev/feed

直接サイトを訪れなくても、お好みのRSSリーダーやSlackなどに
酔っぱらってでも登録してもらえたら
その後はほぼ毎日、そのユーザーとは接点を持つことができます。

今後のアップデート

  • 出版社別に閲覧する
  • 技術別に閲覧する
  • 検索する
  • 本の詳細を表示する
  • レビューを表示する

こんなのはやっていきたいなあと思っています。
そしてゆくゆくは、ガジェットとか、本以外のものも取り扱えたらななんて。

しかし、そんな話は全てアソシエイトの審査通ってから!!!
審査通らなきゃお話になりません。

ここまで記事を読んでくださってありがとうございます!
その勢いで、サイト訪れて、ポチポチっと何冊かお願いします!

・・・。

そんな冗談はさておき、
サイトをつくりながら「こんな本あるんだ〜」となったのは本当です。
きっと好奇心をくすぐられる、新しい本に出会えると思うので、ぜひ覗いてみてください。

アソシエイトの審査通りました! 2023/12/29 更新

おかげさまで、リリース2日目でAmazonアソシエイトの審査通りました。
素晴らしい書籍と出版社とAmazonに敬意を持ってアップデートしていきます。
今後ともよろしくお願いします。

リリース時の反省 2023/12/29 更新

何かしらサイトやサービスを開発される方は、
GA4やGoogle Tag Managerの設定をされていると思います。

僕も漏れなくそうしており、
以下は今後の改善に活かせるため
クリックイベントを取得する設定をし
プレビューでしっかり確認までしていました。

  • 特にどの商品がクリックされたか
  • RSS feedリンクコピーはされているか

しかしその設定を「公開」しそびれていて
リリースから4日ほどずっとイベントを取得できていませんでした(泣)

みなさまも何かリリースされる際はGTMをしっかり公開してあげてください…

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