#はじめに
2020年7月24日、AWSソリューションアーキテクト アソシエイト試験(以下、SAA)に、2度目の受験で合格しました。
1度不合格を経験していることもあり、合格結果をみた時は声が出るぐらい嬉しかったです!
SAAを受験してみて、難しいと感じたところやおすすめ教材を書いていきたいと思います。
これから受験を予定されている方やリベンジに燃えている方は、参考にして頂けると幸いです。
##私の経歴
- SIer勤務5年目。これまでは主に検証作業をしており、最近やっと開発プロジェクトに参画できた
- 勉強をはじめるまでAWSの経験はなし。インフラ知識もほとんどなく、DNSとかの単語を多少知っている程度
##合格までの道のり
日付 | 内容 |
---|---|
2019年9月 | AWS案件にアサインされたことを機に勉強開始 |
~ | 仕事に忙殺されながらudemy(後述)で勉強 |
2020年5月 | 受験を決意してテストセンターに赴くも、あえなく不合格。コロナ禍だったこともあり死ぬほどテンションが下がる |
~ | 下がりきったテンションのままひたすら模擬試験(後述)を解く |
2020年7月24 | なんとか合格 |
勉強期間は1年たらずという結果になりました。SAAの対象者が「1 年以上の実務経験者」であることを考えると、妥当な期間かなと思います。
ちなみに、AWS案件にアサインされたものの、業務ではコーディング一辺倒で、インフラ構築をする機会には恵まれませんでした。
個人的に難しいと感じた点
難しさを感じる点は個々人それぞれかと思いますが、個人的には以下3つに苦しめられました。
VPCとIAMは基本にして鬼門
VPCとIAMはそれぞれAWSのネットワークと権限まわりの根幹をなすサービスですが、ここを理解することが合格の第一関門だと思います。
特にVPCは、これを理解しないとことには合格はないといっても良いくらい重要です。
私は初回に受験したとき、VPCがよくわからないままだったため、そもそも問題文の意味がほとんど理解できませんでした。
幸い業務でVPCでネットワーク構築する機会があったため、2回目の受験では問題がありませんでしたが、AWSの利用経験がない方は、ハンズオンなどを通して理解を深めていくと良いと思います。
それぞれのデータベースの違いの理解
SAAでは、主に以下の5つのデータベースに関する問題が出題されます。
- RDS
- Aurora
- Elasticache
- Dynamo DB
- Redshift
RDSとAuroraの違いや、それ以外の3つのデータベースのユースケースに関する問題がよく出題されます。
ですので、これらのデータベースの特性やユースケースを理解していくことが重要になります。
私はRDSとElasticacheは業務で使用したことがあったのでイメージがつきやすかったのですが、Dynamo DBとRedshiftはいまいち理解が進みませんでした。
正直、合格した今でもこの2つはよくわからないままです。
###問題の日本語がわかりづらい
SAAの問題文は英語を日本語訳したもののため、問題文の意味を理解しにくいことがあります。
私は2回目の受験時、緊張してるわ昨日寝れなかったわで、試験開始から30分くらいは何を書いているのか全く頭に入ってきませんでした。
さすがに解読不能な文章は出てこないので、落ち着いて問題文を読み解いていけば大丈夫です。
試験では英語で問題の原文も読めますので、英語が読める方は活用するとよいでしょう。
#おすすめ教材
###これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
勉強をはじめたばかりの頃はこの教材をやっていました。
講義形式でSAAの試験範囲となるサービスのハンズオンができます。
定価だと2万円ちかいですが、セールの時に買う2,000円くらいで買えます。
※講義中に使用したサービスは講義終了時に削除するようにしましょう。余計なお金が(しかも結構)かかるリスクがあります。(講義内でも指示があります)
###AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト
一度目の受験に失敗したタイミングで購入。
試験範囲のサービスについて綺麗にまとまっており、テキストでは断トツでこれがおすすめです。
特に第13章「AWSのアーキテクチャ設計」が素晴らしい。試験前日にこの章を読んだことが、合格にかなり寄与しました。
付属の模擬試験はかなり優しめなので、次に紹介する模擬問題集をやっておいた方がよいです。
###【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
模擬試験が6つもついています。SAC-02にも対応しているので、この模擬試験で合格できていれば本番でも問題はないでしょう。
6つある模擬試験のうち4つは「高難易度の模擬試験」と銘打たれていますが、本番では高難易度試験と同等レベルの問題が平気で出てきます。マイナーサービスだと思っていたAWS snowballに関する問題も、本番で3題ほど出題されました。
問題解説はそれほど親切ではないので、公式ドキュメントやネットの記事を読んで知識を補強していく必要があります。
##以上
お読みいただきありがとうございました。
誤字等あればご指摘よろしくお願いいたします。