374
360

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

あなたはだんだん、ファイルを読むのにlessコマンドを使いたくなる

Last updated at Posted at 2015-02-25

サーバー上のファイルの中身を確認するときって、どんなコマンドを使っていますか?
私は、短いファイルの場合はcat、長いファイルの場合はlessを使っています。
リモートエクスプローラーから、sakuraとかで開くより楽ちんです。

あなたがlessを使いたくなる理由

moreの上位互換

「上位互換」という響きだけで、使いたくなりますよね?
名前の由来も、「moreの対義語だから」です。素敵ですね。
「moreと何が違うの?」という説明は、今どきmoreを使う機会が無いという理由から割愛します。

manやgitコマンドのデフォルトのページャー

何かが当たり前のようにlessコマンドを使っている。
これはもう、使いたくなりますよね?

簡単、早い

サーバー上で

$ less <ファイルパス>

と入力すればパッと画面が切り替わって、ファイルの内容を読むことができます。起動もとても早いです。
時間の節約になるんだから、使いたくなりますよね?

lessを使いこなしてる感じが出る操作方法

使っていて気持ちがいいと、使いたくなりますよね?
矢印キー・マウスホイールを使う必要はありません。
キーボードから手を動かさずにスイスイとファイルが読めるようになる、必要十分なコマンドを紹介します。
大文字の場合は(Shift+)だと思ってください。
大抵の場合は、小文字の場合と逆の動作をします。

キー 動作 覚え方
j 1行下へ (↓キーと同じ)数字入力後なら指定行下へ joshi
k 1行上へ (↑キーと同じ)数字入力後なら指定行上へ kousei
d 半ページ下へ down
u 半ページ上へ up
f 1ページ下へ (PgDownと同じ) foward
b 1ページ上へ (PgUpと同じ) back
/<pattern> patternの文字列を下方検索
?<pattern> patternの文字列を上方検索
&<pattern> patternの文字列に一致する行のみを表示。"&"に続けて"!"を入力すると、マッチしない行のみの検索となる
n 検索した文字列の次のマッチへ next
N 検索した文字列の前のマッチへ
g ファイルの先頭へ
G ファイルの末尾へ
n(数字)G n行目へ
q 終了 quit

また、起動時にオプションでNを渡すか、起動後に"-N、<Enter>"と入力すれば、行番号が表示されます。
これがあるだけで、とてもいいページャーな気がしてきます。
環境変数でデフォルトに設定することも可能です。(詳細は割愛)

私は、ローテートされていない長いエラーログを読むときなどは、起動後すぐにGを押しています。

こんな時にもお役立ち

活躍の場は、ただ単にファイルを読むだけに留まりません。
役に立つ子って、使いたくなりますよね?

  • コマンドの結果が標準出力に出る場合

ls -lR や tree を使った場合など、標準出力に長く結果が出てしまって、スクロールするのが面倒ですよね。
そんなときはこれ。

$ ls -lR | less

パイプで渡せば、じっくり&快適に読めます。

  • ファイルの末尾を追跡する

tailfでもできますが、ログが追記された時などに、再度開き直す必要はございません。
Fを押すことで、末尾を追跡するモードになります。(抜けるのは Ctrl + c)

締めに

ファイルの中身を確認する時の方法として、lessコマンドを使いたくなりましたでしょうか?

その他、よく使うコマンドやオプションがありましたら、お気軽にコメントなどでご指摘いただけると助かります。

374
360
4

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
374
360

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?