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DatabricksAdvent Calendar 2022

Day 4

Unity Catalog のカタログIsolation機能を試す

Last updated at Posted at 2022-12-04

はじめに

Unity Catalogでカタログまたはスキーマレベルで保存するストレージ領域を選択できるカタログIsolation機能がリリースされました。どんな機能でどのように設定するのか見てみたいと思います。

何がうれしいのか?

従来はUnity CatalogのManaged Tableとして利用する場合、DeltaLakeの保存先はUnity Catalogセットアップ時に作成するメタストアのストレージのみでした。そのため複数のワークスペースでUnity Catalogを共有してもストレージは同じになってしまうため、管理や課金を分割出来ないという問題がありました。(従来は外部テーブルしか利用できなかった)

今回の機能によって、カタログやスキーマ単位でストレージロケーションを分けられるため上記のような問題が解消されます。これは管理者からするとかなり嬉しい機能なのです。

設定方法

マニュアルはこちら(AWS, Azureで利用可能です)

1. ストレージロケーションの作成

まずは保存先となるストレージを作成し、外部ロケーションとしてUnity Catalogに登録する必要があります。外部ロケーションの作成&登録方法はこちらをご覧ください。

今回AWS上で作成したもの
・ S3 bucket : db-managed-bucket2
・ IAM Role: uc-managed-catalog2

Databricks上で設定したもの
・ ストレージ資格:  

・ 外部ロケーション

2. カタログ作成

「データエクスプローラー」画面に移動し、右上の「カタログを作成」ボタンをクリックし、新規にカタログを作成します。その際に、Managed locationというオプション欄に先ほど作成したS3Bucketのパスを登録します。
image.png

スキーマ作成時も同様の方法でストレージを選択できます。

確認

まずは詳細タブでカタログ情報を確認してみます。ご覧のとおりストレージロケーションが指定したバケットへのパスになっております。

image.png

次にスキーマやテーブルを作成してみます。

image.png

テーブル詳細をチェックしてみると、Managed Tableとして別のS3バケット上に保存されておりました。
image.png

AWSコンソールからS3バケットをチェックしてみるとちゃんとDeltaLakeができておりました。
image.png

コードベースでロケーションするには?

マニュアルにはUIベースでの指定方法のみ記載がありましたが、SQLコマンドでCatalogやスキーマ作成時に、外部ストレージを指定出来るか確認してみました。

今回は、db_catalog というカタログをmetastore上に作成し、新規スキーマを別S3バケット上に指定して作成してみます。

create schema if not exists db_catalog.isolation_test location 's3://db-managed-bucket2'

テーブルも以下のように作成します。

create table if not exists db_catalog.isolation_test.test1 AS
select
  *
from
  samples.nyctaxi.trips
LIMIT
  1000

テーブル詳細を確認してみます。
image.png

コードベースでもロケーション指定することが出来ました。

その他

UnityCatalogのセットアップや機能についてはこちらをご覧ください。

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