コロナ禍緊急事態宣言でテレワークに入るときには想定できなかったこと。
- 2019年4月、大量にモバイルPCをセットアップして、社員に渡しました。
- 当時の私はエンジニアとしてモバイルPCが発熱する熱量に懸念を持ち、クーリングを上げる必要があると感じていました。
- 個人の対策としては、PCスタンドをAmazonで1500円ほどの物を調達しました。
- 社内のエンジニアでそのあたりに明るいマネージャーエンジニアがやはりスタンドを用い、そのチームでは浸透しました。
3年経って顕在化した変化
- 短期的には発生しない熱の影響は、やはり長期的にはあったようで、メモリエラー等で、起動しなくなるPCが散見されるようになりました。
- メーカー営業の見解は、設計上は問題ないだろうがという前置きの元、ファン付きのスタンドを装備したり、スタンドを付けているということを実際に話として聞きました。
- 非エンジニアのユーザーからすると、情シスから提供されなければ、何故スタンドが要るのかという認識なく、ある日PCが立ち上がらなくなり、テレワークから急遽出社という事態が散見されているのが現状と思います。
- 今年になって、通勤時の風景として、他社の風景として、会社にテンパって電話しながら出社している方を何人か見ました。
- 私は、現象が起こるたびに啓蒙はしています。100均製品すら、自腹は切らないというスタッフと危機意識を持つスタッフは2分されますね。(生産性やリスクヘッジは個人の改善ポイントとも私は思います)
- 私が良く例えで使うのは、それはイチローが結果を出すための大切にしなければいけないバットなのか、草野球のオジサンが趣味で楽しむバットなのかという例えを出します。プロであるという意識の視点の問題ではあるりますが。
- あと、SSDを搭載しているPCであれば電源管理で、高速シャットダウンの機能は解除しておくべきだろうと考えており、実際最近のキッティングではそうしています。
今年になって見かけたPC
- 当時は無かった、クーリングの穴やスリットが増えました。これはやはり、メーカーとしてのフィードバックだろうと感じます。
- すべてを見ているわけでは無いので、明確に言えることではないですが、core系以上のマシンは、高出力と電力のバランスから、DELLではアダプタも45Wよりも65Wが主流になっている印象です。
実際のスリット
個人的感覚として
DELLのPCの場合は発熱部がヒンジ側に寄せてあるので、それを考慮したとしても十分空気の流れを
出すには20~30mmはヒンジ側を持ち上げた方が良いのかなという印象です。