※ この記事はモチベーションクラウドシリーズ Advent Calendar 2022 18日目の投稿です。
はじめに
私は、新卒エンジニア未経験で開発チームにジョインして、一年間チームの振り返り大臣を勤めてきました。
こんな若造が、チームの振り返り大臣として務まるのか?と半信半疑でしたが、
先輩に渡された「アジャイルなチームをつくるふりかえりガイドブック」を相棒に、
振り返りをカイゼンし続けてきてやってよかったことを、言語化してお伝えします。
今、チームの振り返り方法に悩んでる方の参考になれば嬉しいです!!
※前提、私のチームでは、毎週1時間程度でmiroを使って、約10人のメンバー全員で振り返りを行っています。
BGMで話しやすい空気作り
BGMをmtgで流すのってふざけてるの?と思われるかもしれませんが、めちゃくちゃいいです。
振り返りのファシリをして最初に感じたことが、
「空気が重い..重すぎる..く、くるしいぞーーーーーーー😨」でした。
空気が重いことで、意見を言いづらい・忖度して本音を言えない状況がありました。
その様な状態では、議論が進まないし、課題も解決できないと思い、BGMを導入しました。
ちなみに、使っているBGMはしゅわしゅわハニーレモン350ml (Fizzy Honey Lemon Soda 350ml) / しゃろう【公式】です。
今ではBGMがかかってないと、物足りなくなるくらいBGMがチームに浸透しています。
解決した課題
振り返りの場の空気を軽くして、みんなが話しやすい状態にすること
方法
youtubeの音源を流すだけです。(ミュージックスタート!と掛け声するとちょっと盛り上がります。)
ありがとうTIME
振り返りの場は「うまくいかなかった部分」に目が行きがちで
チームにとってプラスだったことが、出てこないことがありませんか?
そこで、振り返りの最初10分を、チームメイトへのありがとうを全員が伝え合う場に設定することで
チームのいいところを見つけることができ、前向きな気持ちで振り返りを始めることができました。
振り返りの最初の時間に行うことで、全員が声を出すきっかけになっているのも一つのポイントです。
解決した課題
どんな状態の時(誰かが落ち込んでる時・新規ジョイン者がいる時 etc...)でも、前向きに意見交換ができる状態をつくること
方法
※ 振り返りの最初の時間に行う
①3minくらいで、感謝を伝えたい人の名前と、内容をmiroの付箋に書いて、ボードに貼る。
②ファシリが指名した人から順に、感謝の気持ちを伝える。
(ありがとうを伝えた後に、ファシリの人が、「拍手👏」「よっ!!」「Thankyou!!」の様な声かけをすると和みます。)
解決すべき課題を絞る
「何を当たり前のことを、言ってるんだよ」って思う方もいるかもしれませんが、意外と難しいのがここです。
個人の課題だと思ってたけど、チーム全体の課題だった...
私は、緊急度高いと思ってなかったけど、早く解決しないといけなかった...
上がった課題は全部解決すべきだ!!!!!!
上記のようなことが、チーム内で発生していました。
なので、個人的課題でも、緊急度が低いと思うものでも、一回全てを書き出してから
チームで、重要度が高く緊急度が高い課題はどれか?を絞ることで、
KPTで挙げられた課題に傾斜がつき、あれもこれも解決しないといけない状態から脱却することができました。
解決した課題
重要度が高く緊急度が高い課題の認識を揃えること
方法
①Keep(緑の付箋)とProblem(黄色の付箋)を記入する
②話したいことに、1人三つまで👍スタンプを押す
③👍ボタンが多いものに絞って議論し、ネクストアクションを決める
振り返りの振り返りをする
そもそも、振り返りは
チーム全員で立ち止まり、チームがより良いやり方を見つけるために話し合いをして、チームの行動を少しずつ変えていく活動です。
(参照:アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット)
つまり、振り返りの場が機能しないと、プロジェクトの失敗を生むと私は思っています。
プロジェクトのフェーズやチームの状況によって、振り返りの手法を柔軟に変えることが、重要だと思っています。
そのためにも、チームで振り返りの振り返りを行い、定期的にカイゼンしていく必要があります。
解決した課題
チームにとってより良い振り返りの手法を見つけること
方法
①振り返りの最後に、振り返りの場のGOOD/MOREを付箋で記入する
②次回の振り返りの場でカイゼンする
最後に
振り返りを振り返ってみてわかったことは、
全員が意見を出して、忖度なく議論ができる環境づくりを大切に、振り返りの場を運営してきたことです。
まだまだ、カイゼンの余地はあるので、今後も振り返り大臣として頑張りたいと思います。
「こんなことやってよかった!」や「しくじりエピソード」等コメントでお待ちしております。