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Power Automateでフローの進行を待機させる方法

Last updated at Posted at 2021-01-16

PowerAutomateで処理の進行が速すぎてエラーになってしまうことはありませんか?
こういう場合は「待機処理」を入れることができます。

#どんな時に処理の待機が必要?

例えば、

メールを受信した際に、添付ファイルがあれば、「受信日時と件名」のフォルダを新規作成し、そのフォルダ内に添付データを入れる

といったフローの場合、
添付データを格納するフォルダが既に存在している訳ではなく、メール受信時に判断されて新規フォルダが生成されます。
新規フォルダを作成する操作が正常に実行されても、添付データをいれる処理に差し掛かった際にまだフォルダがあると認識できず、エラーとなってしまう場合があります。

これは、新規フォルダを作成する処理が実行されていも、実際に生成されるまでに数秒時間が必要で、後続のフローに進んだ時にまだフォルダが生成されていないために生じるエラーです。

待機処理を入れて解消しましょう。

#待機を行うアクションを追加する
処理を「待機」するので、日本語では「待機」や「保留」などといった日本語を想像して検索しますが、見つかりませんでした。英語圏で開発されているシステムなので日本語訳されるとなんか少しポイントがズレていると感じるのは私だけではないはず、、と言い訳しつつ。。
要は「遅延」というアクションを探すと、処理を一定期間止める操作を行ってくれます。
日本語で言う「遅延」は、「不可抗力によって遅れる」という語感がありますが、英語でいうDelayは自ら遅らせるという意味もあるので当然ですね。(;'∀')
このアクションは、スケジュールアクションの「遅延」アクションで設定できます。

【スケジュール】コネクタ
image.png

【遅延】アクション
image.png
秒単位から、月単位まで遅延させることができます。
新規フォルダの作成は30秒もあれば確実に生成されて、PowerPlatform内で同期されるはずですから30秒に設定しました。

しかしながら、遅延アクションでは、フローの進行を、例えば3か月遅延させるという設定もできました。PowerAutomateの「制限と構成」では実行継続時間が最大30日とありますので、作成したいフローの処理を数週間単位で遅延されたいというユースケースがある場合は、どちらの制限が有効なのか検証作業が必要ですねー

以上、フローを待機させるときの「遅延」アクションの紹介でした!

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