はじめに
Raspberry Pi の各部品について、電子工作初心者の方が読んでも分かりやすいようにまとめていきます(少しずつ加筆予定)。
GPIOって何だろう?
Wikipedia には、以下のように記載されています。
General Purpose Input/Output(汎用入出力)の略語である。
名前の通り、入力/出力の両方に使える、デジタル信号の出入り口(インターフェース)として覚えておきましょう。
私の手元にある Raspberry Pi 2 Model B には、40本の GPIO ピンがあります。
それぞれ物理的なピン番号が振られており、基板の一番隅っこにあるピンが、2番ピンとなっています。
Raspberry Pi の GPIO ピンは、物理ピン番号だけではなく、それぞれの役割によってピン名が設定されています。
例えば 2番ピンと4番ピンは、GNDピン(後述)に対して5.0Vの電圧を出力する電源端子で、それぞれ「5V」というピン名が付けられています。
Raspberry Pi 2 Model B の場合、以下のような対応となっています。
ピン名 | ピン番号 | ピン番号 | ピン名 |
---|---|---|---|
3.3V | 1 | 2 | 5V |
GPIO2 | 3 | 4 | 5V |
GPIO3 | 5 | 6 | GND |
GPIO4 | 7 | 8 | GPIO14 |
GND | 9 | 10 | GPIO15 |
GPIO17 | 11 | 12 | GPIO18 |
GPIO27 | 13 | 14 | GND |
GPIO22 | 15 | 16 | GPIO23 |
3.3V | 17 | 18 | GPIO24 |
GPIO10 | 19 | 20 | GND |
GPIO9 | 21 | 22 | GPIO25 |
GPIO11 | 23 | 24 | GPIO8 |
GND | 25 | 26 | GPIO7 |
ID_SID | 27 | 28 | ID_SC |
GPIO05 | 29 | 30 | GND |
GPIO06 | 31 | 32 | GPIO12 |
GPIO13 | 33 | 34 | GND |
GPIO19 | 35 | 36 | GPIO16 |
GPIO26 | 37 | 38 | GPIO20 |
GND | 39 | 40 | GPIO21 |
公式ではありませんが、以下URLのブログに Raspberry Pi 各バージョンの GPIO ピンの配置図がありますので、参考にしてください。
http://www.raspberrypi-spy.co.uk/2012/06/simple-guide-to-the-rpi-gpio-header-and-pins/
特別な役割をもっているピン、汎用的なピン
ピン名が「GPIOxx」となっているピンは、プログラム制御によって、デジタル信号の入力/出力のいずれかを個別設定できます。なかには特定の機能をもったピンもありますが、基本的に全てGPIOとして利用することができます。
その他(ピン名が「GPIOxx」以外)のピンも、汎用的なGPIOとして利用する事ができますが、それぞれ特別な機能をもったピンです。特別な理由がなくピンに空きがある場合は、汎用GPIOを利用するのが良さそうです。
その他(ピン名が「GPIOxx」以外)のピンは、それぞれ特別な役割を持っているため、GPIOとしては利用できません。
GNDピン
「GND(グランド)」は各ピンの基準となる電位DC0Vの端子です。電源ピン「5V」「3.3V」の返りのピンでもあります。
参考にしたサイト
Raspberry PiのGPIOの配置図と基本的な説明
http://denshikousaku.net/raspberry-pi-gpio-layout
マイコン活用基礎:周辺機能を学ぼうー(1)GPIO
http://japan.renesas.com/edge_ol/engineer/16/index.jsp