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StorybookをNetlifyにデプロイする

Last updated at Posted at 2022-02-20

はじめに

Reactなどでのフロントエンド開発にStorybookは欠かせないツールになりつつあると思います。Storybookはコンポーネントカタログや開発ツールとしての機能だけでなく、コンポーネントのデザインレビューにも有用です。ただしデザインレビューの度に、プルリクエストをローカルへpullしてstorybookを起動するのは非常に面倒だと思います。
この面倒くささはNetlifyで解決できます。NetlifyにStorybookをデプロイすればよいのです。
Netlifyを利用するにあたりGithub ActionsなどのCIを導入する必要はありません。設定が簡単な上に、Deploy Previews機能によりプルリクエストのStorybookも勝手にデプロイしてくれます。デザインレビューにもってこいです。さらに公開ホスティングで良ければNetlifyを無料で使えます。
この記事ではStorybookをNetlifyにデプロイする方法(2022/02時点)を紹介します。

前提

  • 開発しているアプリケーションにstorybookがインストールされていること。
  • yarn build-storybook(などのStorybookをビルドするコマンド)が叩けること。

netlifyにデプロイする

Netlifyアカウントの作成

(既にアカウントを持っている場合はスキップしてください。)
まずNetlifyアカウントを作成します。作成途中、下のスクショのようにDeploy your first projectという画面が出てくるので、Import from Gitをクリックし、Storybookをデプロイしたいリポジトリをインポートします。
キャプチャ.PNG

ビルド設定

アカウントを作成しリポジトリをインポートすると、ビルドを設定する画面に遷移するので、Build commandPublish directoryを以下のように設定します。
既にアカウントを持っている場合は、新たにサイトを作成するか、既存のBuild Settingsをいじり、以下の値を設定してください。

key value
Build command yarn build-storybook
Publish directory storybook-static

tempsnip.png

以上で設定は完了です。
設定後、Netlifyが自動でProduction branch(デフォルトはmainブランチ)のコードをビルドしStorybookがデプロイされると思います。またプルリクエストを作成したときには、それをトリガーに自動デプロイが走りプレビューが作成されます。GitHubを使用しているなら、デプロイ完了後にBotがNetlifyから吐き出されたURLを教えてくれます(Browse the preview:の右)。
tempsnip.png

Q&A

Deploy failed due to an error in @netlify/plugin-nextjs pluginというエラーが出る

nextjs用プラグインがNetlifyにインストールされていることが原因です。Pluginsタブを開き、Essential Next.jsのOptionsからUninstall pluginをクリックし、このプラグインをアンインストールします。
image.png

その後デプロイを再実行するとこのエラーが消えると思います。

参考:Cannot deploy Next.js to Netlify. Deploy failed due to an error in @netlify/plugin-nextjs plugin | stackoverflow

nodeのバージョンを指定したい

netlifyに環境変数を設定することでバージョンを指定できます。
例えばnodeのバージョンを14にしたい場合、Build & Deploy > EnvironmentでEdit variablesをクリックし、次のようにkeyとvalueを追加します。

key value
NODE_VERSION 14

参考:Build environment variables | Netlify Docs

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