環境
UE 4.10.0
Visual Studio 2015
概要
Unreal Engine 4 を触ってみて動作を確認する
レンダリングの基礎の基礎
マテリアルのパラメータ「ベースカラー」についてのまとめ
[参考]
UE4 でアクターにスタティックメッシュとマテリアルを適用する
http://qiita.com/maprog/items/4fa40ae23e987428d823
本文
マテリアルのパラメータの役割
UE4 のマテリアルは、とどのつまりシェーダです。
マテリアルのパラメータは、言ってしまえばシェーダの変数です。
シェーダ変数に値を適用していくと、レンダリング結果に影響します。
どのパラメータが、どのように影響していくか確認していきましょう。
ベースカラーとは?
UE4 のマテリアルのベースカラーは、RGB の 3 要素からなる色でマテリアルの
全体色となるカラーの事です。いわゆる「ディフューズカラー」と呼ばれていた
ものと同じと考えて良いです。
このベースカラーの事を、ざっくりと「アルベド」と同じという説明をしている
場合もありますが、厳密には「アルベド」とは区別されます。アルベドは、光を
どれだけ反射するかの係数なので、ベースカラーが 1, 0, 0 で、アルベドが 0.5 の
場合、そのマテリアルは 0.5, 0, 0 のカラーに見えます( 他の要素を計算しない場合
です )。中には UE4 のベースカラーに相当するものをアルベドと言う場合もあるの
で注意が必要です。
シーンにメッシュを配置してみて結果を確認してみる
まずは UE4 で適当なプロジェクトを作成しましょう。
プロジェクトを作成したら、シーンに配置されている「全てのオブジェクト」を
削除します。その後、マテリアルとスタティックメッシュを持ったアクターを 1
つ配置しましょう。この時点では、まだ何も表示されないと思います。
※ 面倒な方は、ここのアクターをどうぞ
UE4 でアクターにスタティックメッシュとマテリアルを適用する
http://qiita.com/maprog/items/4fa40ae23e987428d823
ベースカラーを設定してみる
マテリアルエディタでベースカラーに 1, 0, 0 のカラーを設定してみました。
これでマテリアルを保存すると、このマテリアルが適用されているメッシュが
赤色になるはずです。
シーンに配置したアクターのメッシュが赤く描画されました。
これがベースカラーです。
ベースカラーとテクスチャ
「マテリアルのベースカラーは RGB の 3 要素からなる色」だと説明しました。
ですので、それに相当するものならベースカラーとなります。
ベースカラーに適当なテクスチャを適用してみました。
※ 画像が適当なので見た目も適当になってます
このマテリアルを保存して、シーンを再生するとテクスチャが張られた状態の
メッシュが表示されると思います。