はじめに
”Googleデジタルマーケティング&Eコマース プロフェッショナル認定証" の受講が完了しました(2022/3/3)。私がこのコースから得られた素晴らしい体験を、テーマごとに分割して、わかりやすくご紹介しています。興味を持たれた方は、是非下記を受講してみてください。
市場調査とは
『消費者のニーズや嗜好に関する情報を収集するプロセスのこと』
なぜこのプロセスが重要なのでしょうか?
なぜなら、収集した情報は、特定のビジネスや業界の中で、ECストアが成長し成功する可能性を判断するのに役立つからです。調査によって、ターゲットとなる顧客がどのような人たちなのか、どこで買い物をするのか、他に何を検討しているのか、などをより深く理解することができます。それによって、適切なタイミングで適切なメッセージを発信し、ターゲットとなるユーザーにアプローチする方法を知ることができます。
Eコマースの仕事が小規模な会社であれば、市場調査に直接携わることができるかもしれません。大企業であれば、リサーチを担当する特定のチームがあるかもしれません。あなたが直接市場調査に関わるかどうかにかかわらず、その結果は、顧客とその関わり方をよりよく理解するために役立ちます。
市場調査のタイプ
一次調査(Primary research)
自分で行う調査です。
- アンケート
- インタビュー
- 直接観察
- フォーカスグループなどの実施
この調査の結果は、
- ビジネスに特化した情報を集めることができるため、貴重なものとなります。
- しかし、より大きな予算と時間が必要です。
「一番好きな果物の種類は何ですか」というアンケートを取るのは、一次調査です。知りたい情報を個人的に聞くことができるのです。
二次調査(Secondary research)
他の人が行った調査です。
- 消費者インサイト、調査、インタビューなど、公表されている資料からの情報
この調査の結果は、
- 調査情報がすでにオンラインやその他の公表された情報源から入手できるため、より予算に見合った選択肢となります。また、最初の調査を自分で行う必要がないため、時間もかかりません。
- しかし、あなたが見つけた情報は、あなたが望むほど特定のビジネスに特化していないかもしれませんし、調査が完了した後に市場が変化している可能性があります。
ネットで「最も人気のある果物の種類」を検索して、すでに終了している調査の結果を記した円グラフを見つけたら、それは二次調査でしょう。誰かがデータを集め、その結果を発表し、それをあなたの研究に利用することができるのです。
市場調査の際に収集すべき情報
市場規模
これは特定の業界における潜在的な顧客の総数を指します。市場規模を決定する際には、以下のような質問に答えなければなりません。
- 販売する製品に対して十分な需要があるか?
- その場合、市場にはすでにどれくらいの競合が存在するのか?
- 成長の余地はあるか?
ターゲット層
その企業の製品を購入する可能性が最も高い人々のグループであるターゲットオーディエンスを考慮する必要があります。
- ターゲット層はこの種の製品を買いたいと思っているのでしょうか?
- その製品は彼らの価格帯や予算に合っているか?
競合他社
競合、つまり市場にすでに存在する他の販売者を理解する必要があります。
- 最も重要な競合は誰ですか?
- どうすれば競合と差別化でき、より良い製品や体験を提供できるでしょうか?
Activity: Perform a competitive analysis
調査結果は、販売する製品の種類、設定する価格、顧客への販売方法など、ビジネスのあらゆる領域でより良い決断を下すために役立ちます。
市場調査がビジネスにもたらすメリット
- マーケティングと広告キャンペーンを最適化させる。
- 投資収益率(ROI)を向上させる。
- 有意義な結果をもたらす可能性の高い取り組みに時間と予算を集中させる。
- より多くの顧客にアプローチする。
- 売上を増加させる。
- 顧客との関係を改善する。