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Googleデータアナリティクス:データ倫理

Last updated at Posted at 2023-04-10

はじめに

本記事は、Googleデータアナリティクスのプロフェッショナル認定証のプログラムより、参照させて頂いています。興味を持った方は、是非受講してみてください。

データ倫理入門

倫理とは、 人間が何をすべきか規定する 根拠ある善悪の基準であり、 通常は権利や義務、 社会への利益、公平性、 特定の美徳とされています。 人間と同じように、 データにも守るべき基準があります。

『データ倫理とは、 データの収集、 共有、使用方法を左右する、 根拠ある善悪の基準のこと』

データ倫理は、 企業が収集したデータを保護し、 責任を持って使用する際に負う、 説明責任の根幹に迫るものです。 データ倫理には 6つの側面があります。

  • 所有権
  • 取引の透明性
  • 同意
  • カレンシー
  • プライバシー
  • オープンネス(or オープンデータ)

所有権

これはつまり「データを所有するのは誰か」 ということです。 データを収集、保存、 処理、分析するのに 時間とお金を費やしたのは、 組織ではありません。 ローデータを所有するのは個人であり、 その使用や処理、 共有の方法などに関する 主な管理権は個人にあります。

取引の透明性

これは、データ処理に 関するすべての活動とアルゴリズムは、 データを提供する個人に 完全に説明され、 理解されるべきである、 という考え方です。 これは、特定の方向に結果を歪める データのバイアスに関わる 懸念に応えるものです。 バイアスのかかったアウトプットは、 ネガティブな結果につながります。 これを避けるために、 特にデータを共有してくれた人々に対して 透明性をもって分析を提供します。 そうすれば、その人たちは 結果が公正かつ 偏りがないかどうかを判断し、 懸念があれば提起することができます。

同意

これは、データ提供に同意する前に、 自分のデータがなぜ、どのように 使用されるかについての詳細説明を 知ることができる という個人の権利のことです。 すべての人に、 なぜそのデータが収集されるのか、 どのように使用されるのか、といった 疑問の答えを知る権利があります。 同意を形成する最も良い方法は、 データを提供する人と データを必要とする人で 口頭で話すことでしょう。 しかし、最近はオンラインで 多くの取り組みが行われているため、 同意は詳細リンクの付いた 利用規約のチェックボックスの 形式で行われることがほとんどです。 実際は、誰もが そのようなリンクをクリックして 詳細を読んでくれるわけではありません。 同意は、母集団が 不当に攻撃されるといったことを 防ぐためにも重要です。 これは、偏ったデータによって 不当な扱いを受けることがある、 社会的弱者のような人々にとっては 非常に大きな問題です。

カレンシー

個人は、自分の個人情報を 利用することによって生じる 金融取引、またその規模を 認識すべきだというものです。 もし、自分のデータが企業の 取り組みに金銭的に寄与する場合、 その取り組みがどのようなものかを知り、 オプトアウトする権利を持つべきなのです。

プライバシー

プライバシーとは、 データ取引が発生するたびに、 対象者の情報と活動を 保護することを意味します。 具体的には、データへのアクセス、 使用、および収集に関わるものです。

また、データに対する 個人の法的権利も含まれます。

  • 個人情報への 不正アクセスからの保護、 個人情報が不適切利用されないこと
  • 個人情報の閲覧・更新・訂正をする権利
  • 個人情報使用に 同意する権利
  • 個人情報にアクセスする 法的権利

などが保証されています。

企業にとっては、 個人のデータを保護する プライバシー関連対策が 求められます。 自分のデータを企業に託すさいに 信頼できるかどうかが重要です。 信頼がなければ、 その企業の製品を使いたい、 自分の情報を共有したいと 思うことはできません。

オープンネス

いわばデータへの自由なアクセスや使用、 共有といった考え方です。

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