はじめに
わたしが Google プロジェクト管理:プロフェッショナル認定証で得られた素晴らしい体験を、要点をまとめ小さく分割して、わかりやすく簡潔に紹介していきます。
興味があれば、ぜひ "Google プロジェクト管理:プロフェッショナル認定証" を受講してみてください。
アジャイルマインドセットを採用したいと思うシナリオ
アジャイルは、
- 不確実性
- リスク
- 競争が激しい世界
で価値を提供するものであることを忘れないでください。新しい情報、新しい市場機会、さらには新しいテクノロジーにできるだけ早く対応できるように、チームをセットアップするのである。
アジャイルは、変化や不確実性の影響を受けやすい業界やプロジェクトで最も効果的に機能します。ソフトウェア以外で、多くの変化に対応するビジネスや産業にはどのようなものがあるか、思い当たるものはありますか？
私が思い浮かべるのは、
- 新しいワクチン
- 治療法
- 技術を持つバイオテクノロジー
- コンテンツを共有するための無限の新しい方法を持つメディア
- 有名シェフや最新のフードブームがある食品業界
- 移り変わるトレンドに対応するために作られたファッション業界
などです。
逆に
- 農業
- 航空宇宙
- 製造業
- 鉱業
など、かなり安定していると思われる業界を紹介しましょう。しかし、厳格なサプライチェーンと規範を持つこれらの産業でさえ、新しい法律や規制、自然災害、その他の予期せぬ問題によって、変化に対応しなければなりません。
プロジェクトマネジメント手法 VUCA
2020年の教訓は、どんな産業も変化と不確実性を免れることはできないということです。私たちは、どのような業界であれ、私たちの世界を形成するこれらの力を分類し、考えるための概念を探求していきます。
この概念は、VUCAと呼ばれ、どのプロジェクトマネジメント手法が最適かを判断する のに役立ちます。これは、米軍のウォーカレッジがプロジェクトやビジネスにおいて、変化や不確実性の力を織り込むために考案したものです。
VUCAは
- Volatility（変動性）
- Uncertainty（不確実性）
- Complexity（複雑性）
- Ambiguity（曖昧性）
の頭文字をとったもの。
それぞれについて、それがプロジェクトやビジネスの現場でどのような意味を持ちうるかを説明します。
Volatility（変動性）
『ビジネスや状況における変化や変化の速さ』 を指します。
変動性の高いプロジェクトでは、業務に対する次の混乱が常にすぐそこにあることを議論することになります。あるいは、物事が通常のリズムに落ち着く暇がないように感じられる。
Uncertainty（不確実性）
『予測不可能なこと、あるいは不意打ちを食らう可能性が高い』 を指します。
不確実性が高いプロジェクトでは、多くの仮定に基づかない将来計画を作成することは困難です。
Complexity（複雑性）
『プロジェクトに影響を及ぼすであろう、相互に関連する力、問題、組織、要因の数が多い』 ことを指します。
例えば、ある製品が多様でグローバルなサプライヤーに依存している場合、それはプロジェクトの複雑さを増すことになります。
Ambiguity（曖昧性）
『事象や状況の条件や根本的な原因を誤解してしまう可能性のある』 のことを指します。
曖昧さがあるプロジェクトでは、プロジェクト遅延の原因を特定することが難しく、リスクを低減するための緩和策を設計することが難しくなる。
なぜVUCAを理解することがプロジェクトマネジメントに関連して重要なのか?
新しいプロジェクトに着手する際、どのようなアプローチを取るべきかを決める前に、そのプロジェクトが存在する環境と状況を調べる ことが有効です。
もし、『あなたのプロジェクト環境が、変動性、不確実性、複雑性、曖昧性のレベルが高いなら、それは、アジャイルアプローチを検討すべき良い兆候』 であると言えるでしょう。
アジャイルアプローチは、VUCAを取り除く完璧なソリューションではありませんが、あなたとあなたのチームにVUCAがもたらすリスクを軽減するためのツールとシステムを提供することで、より良い結果を導くことができるのです。
アジャイルの価値と原則を考えれば、アジャイルが、VUCAがプロジェクトにもたらす課題に対する、実績のある、十分に文書化されたソリューションであることは明らかです。
さいごに
企業は、VUCAの概念を、プロジェクトにどのようにアプローチするのが最善かを判断するツールとして適用することができます。このように、VUCAは非常に多くの情報を含んでいますが、すべて良いことです。これらの概念を理解することは、あらゆる種類のプロジェクトにおける意思決定に役立ちます。
アジャイルアプローチを採用すれば、このような不確実性があっても、成功する可能性が高まります。これらの概念は、プロジェクトだけでなく、広くビジネス界に適用されます。