はじめに
本記事は、Googleデータアナリティクスのプロフェッショナル認定証のプログラムより、参照させて頂いています。興味を持った方は、是非受講してみてください。

データと測定指標
測定指標とは、測定の際に活用でき、 定量化できるデータの一種です。
こう考えてみましょう。
『データは単なる事実の集まりですが、 個々の測定指標によって 個別の種類に整理されます。』
また、測定指標を組み合わせて 計算式にして、 数値データを挿入することもできます。
売上高の例でいうと、 データを整理するために 特定の測定指標を使用しない限り、 データはあまり意味を成しません。 そこで、個人担当者別の売上高を 測定指標にしてみましょう。 これで、誰の売上が一番良いか、 確認できるようになります。 測定指標は通常、単純な計算を伴います。
- 例えば、収益は、 販売数に販売金額を掛けたものです。 どの測定指標を選択するかが重要です。
データには、私たちが探る課題に関する 「生の情報」がたくさん含まれています。 しかし、求めている答えを得るためには、 適した測定指標を選ぶ必要があります。 さまざまな業界で、データセットから物事を 測定するためさまざまな測定指標が活用されます。 ここでは、いくつかの業界の企業における 測定指標の活用方法を見てみましょう。 収集したデータと測定基準の 関係性が見えてくるはずです。
ROI
皆さんは ROI という言葉を 聞いたことがありますか?
企業は常に、この指標を使用しています。 ROI(投資収益率)とは基本的に、 ある投資がどの程度うまくいっているかを 知るための測定指標で 構成された計算式です。
ROI は、一定期間における
- 純利益
- 投資コスト
この 2 つの測定指標で構成されています。

この 2 つの指標、つまり 利益と投資コストを比較すれば、 企業は投資がどの程度うまくいっているのか 手持ちのデータで確認できます。 また将来どのような投資を行うか、 どの投資を優先させるかを 決定するのにも役立ちます。
顧客維持率
マーケティングにも測定指標が使われています。 例えば顧客維持率、つまり企業が 長期にわたって顧客を維持できるかを 計算する際にも、 測定指標が活用できます。 顧客維持率は、ある期間における 最初と最後の顧客数を比較し、 各期間の維持率を見るものです。 この手法で、企業はマーケティング戦略が どの程度成功しているのか また、より多くのリピーターを呼び戻すため 新しい方法を検討する必要があるかどうかを 知ることができます。
測定目標
さまざまな業界が、あらゆる種類の 異なる測定指標を活用しています。 しかし、共通しているのは、 データを測定することによって、 特定目標を達成しようとしていることです。
『測定目標とは、企業が設定する目標であり、 測定指標で評価されるものです。 』
測定指標はたくさんあります。 測定目標も同様です。ある組織では、
- 月間売上高を 一定に保ちたいかもしれません。
- リピーターの割合を 一定に保ちたいかもしれません。
測定指標を活用し、 データの個々の側面に注目することで、 データが語るストーリーが見えてきます。 測定目標や計算式は、 データを測定し理解するのに便利です。