はじめに
”Googleデジタルマーケティング&Eコマース プロフェッショナル認定証" の受講が完了しました(2022/3/3)。私がこのコースから得られた素晴らしい体験を、テーマごとに分割して、わかりやすくご紹介しています。興味を持たれた方は、是非下記を受講してみてください。

ソーシャルメディア・レポートの効果的なプレゼンテーション
デジタルマーケティング担当者は、プレゼンテーションが仕事の一部です。たとえ明確で説得力のあるソーシャルメディア・レポートを作成したとしても、データ、その分析、そしてその分析に基づいて下した決断をオーディエンスに理解してもらうためには、それをうまくプレゼンテーションする必要があるのです。
重要なポイント
- レポートを提出する際には、共有するデータについて重要なポイントをオーディエンスに理解してもらう必要があります。
感情的なつながり
- しかし、それだけではなく、聴衆と感情的なつながりを持ちたいものです。オーディエンスの感情に訴えかけることで、聴衆の関心を引き、興味を持続させることができます。
- 例えば、前四半期にLinkedInのソーシャルメディア利用者が30%増加したのであれば、その喜びを伝えましょう。
- また、驚くような統計データや面白い逸話、ソーシャルメディア上で特に好評だったカスタマーレビューをプレゼンテーションに盛り込むのもよいでしょう

自分のペースで
- オーディエンスがついていけるように、自分のペースでゆっくり話し、文章を短くし、意図的にポーズをとるようにしましょう。"building on this point" や "as I mentioned before" などのフレーズを使い、セクション間の移行を行うことで、聴衆がデータについて気づいたことをプレゼンテーションを通して誘導することができます。
質問時間
- プレゼン中も定期的にオーディエンスに質問をしているかどうかを確認しましょう。オーディエンスがソーシャルメディアの用語や指標に馴染みがない場合は、その定義を説明する必要があるかもしれません。

柔軟に対応
- 例えば、誰かが突然プレゼンテーションを抜けなければならなくなったり、他の参加者が遅れて到着したり、質問に答えるのに予定より時間がかかったりする可能性があります。もし、プレゼンテーションを短縮しなければならなくなった場合、どのようなアプローチを取るか考えてみましょう。最も重要なポイントを把握し、万が一の場合はそのポイントのみを伝えるようにしましょう。
- オーディエンスにとって何が最も重要かによって、議論の軸を変える準備も必要です。
- 例えば、聴衆の中に財務アナリストや上層部がいる場合は、コンバージョンに関連するデータの議論に時間を割きたいと思うかもしれません。
十分な準備
- 十分な練習をすることで、ぎこちない言い回しなどの問題点を発見することができます。
- プレゼンの前に少し緊張しがちな人も、しっかり準備することで緊張を鎮め、自信を持つことができます。
- 事前に準備をすることで、オーディエンスから寄せられるであろう質問の種類を特定し、それに対する答えを考えることができますし、オーディエンスの誰かが戦略的な決定について懸念している場合、それを正当化するための準備をする時間もできます。
- 例えば、ソーシャルメディア・マーケティングの取り組みを新しいプラットフォームに拡大したいが、それを効果的に行うためのリソースがあるかどうか心配するマネージャーがいるとします。このような反応を事前に想定しておくことで、新しいプラットフォームへの拡張が適切な戦略であると考える理由と、それを可能にするためのリソースの再配分をどのように計画しているかを明確に説明することができるのです。
- 事前に準備をするために、チームのメンバーにプレゼンテーションの練習をし、フィードバックや質問、懸念事項を共有してもらうとよいでしょう。