#はじめに
「Webex Messasingのスペース管理をAPIで行う①」では、スペースの管理を行う仕組みを作成し、処理の概要と動かしてみた様子を記載しました。
今回の記事では、フローを作成する工程で必要な準備について記載していきます。
- Webex Botを使用可能にする
- Google APIを使用可能にする
#Webex Botを使用可能にする
Webex Botはwebex for Developersから作成できます。
※Webexアカウントは取得済みとして進めます。
Webex for Developersへ移動し、「Log in」からログインします。
ログイン後に右上のアイコンを選択して、ログインしたユーザーが正しい事を確認して「My Webex Apps」を選択してください。
「My Apps」画面から「Create a New App」を選択します。
「Create a New App」画面から「Create a Bot」を選択します。
「New Bot」画面の入力内容に従って、情報を入力します。
入力が完了したら「Add Bot」を選択します。
作成が完了すると画面に「Congratulations!」の文字が表示されます。
「Bot access token」はこのタイミングでのみ表示されるセキュリティレベルの高い情報です。コピーして保管してください。
webMethods.ioでBotを使用するには、この「Bot access token」を入力する必要があります。
実際にwebMethods.ioにWebex Botを設定していきます。
「Connect to Cisco Webex Teams Bot」の「+」を選択すると「Add Account」画面が表示されます。
「Add Account」画面の「Access Token」に、作成したBotの「Bot access token」を入力し「Add」を選択します。
これでWebex Botの設定が完了したため、webMethods.ioでBotの操作が可能になります。
#Google APIを使用可能にする
webMethods.ioでスプレッドシートを追加しようとすると、以下のような画面操作になります。
この「Authorize Google Sheet」には、Google APIのAPIキーを発行したユーザーの認可設定を行う必要があります。
まずは、「APIキー」を作成する必要があるので、「APIキー」の作成から行っていきます。
API キーの作成は Google Cloud Platform から行います。
Google Cloud Platform へは google アカウントでログインします。
※googleアカウントは取得済みとして進めます。
※初回ログイン時は同意確認が必要です。画面の説明を確認して進めてください。
APIキーを発行する前に、使用するAPIを有効にします。
メニューから「API とサービス」→「ライブラリ」を選択します。
「API ライブラリへようこそ」の画面が表示されるため、画面をスクロールして「Google Sheets API」を選択します。
続いて、有効にしたAPIのAPIキーを作成します。
メニューから「API とサービス」→「認証情報」を選択します。
認証情報画面が表示されるため、「認証情報を作成」→「API キー」を選択します。
これで API キーの作成が完了しました。
※webMethods.io では直接 API キーの入力は不要です。
webMethods.ioに戻り、認可設定を行っていきます。
最初の「Google Sheets」の設定画面に戻り、「+」→「Add」を選択します。
認可する機能の確認が表示されます。内容を確認して「ALLOW」を選択します。
APIキーを作成したGoogle アカウントでログインします。
「Googleスプレッドシート」の処理が行える権限を選択して「Continue」を選択すれば完了です。
これでGoogle APIの認可設定が完了したため、webMethods.ioでGoogle Sheetsの操作が可能になります。
#フロー作成に必要な準備が完了しました
以上で、「Webex Bot」「Google Sheets」がwebMethods.ioで使用可能になりました。
後はwebMethods.ioのフロー画面で、「Webex Messasingのスペース管理をAPIで行う①」でご紹介した通りフローを作成することで、Webex Messasingのスペース管理を行う仕組みを作成することができます。