15
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【Docker】dockerのディスクスペースを開放したい!

Posted at

はじめに

皆さんは普段の開発においてdockerのディスクスペースを意識していますか?
ディスクスペースとは、簡単に言うと「データを保持できる容量」のことです。

実は、定期的にディスクスペースを開放してあげないと、さまざまな困りごとに直面してしまいます、、、

  • 新たなコンテナの起動失敗
  • イメージの作成失敗
  • パフォーマンスの低下 etc...

今回はディスクスペースを開放する手順を紹介しようと思います。

どうすればディスクスペースを開放できるの?

1. dockerのディスクスペースの現状を把握

まずは自身のdockerがどれくらいのディスクスペースを使用しているかをチェックしましょう。
以下のコマンドを流すと確認できます。

$ docker system df

TYPE            TOTAL     ACTIVE    SIZE      RECLAIMABLE
Images          50        14        26.06GB   21.43GB (82%)
Containers      16        15        3.13MB    0B (0%)
Local Volumes   26        15        966.7MB   231.6MB (23%)
Build Cache     476       17        7.833GB   7.503GB

各項目の意味

TYPE:ディスクスペースを使用しているリソースの種類

TOTAL:システムに存在する該当リソースの総数

ACTIVE:現在使用中のリソースの数

SIZE:それぞれのリソースが使用しているディスクスペースの合計

RECLAIMABLE:システムが不要と判断したリソースの容量。つまり、この数値分ディスクスペースを開放できる。

以下の例は、「イメージが50個あり、そのうち14個が現在使用中。50個のリソースが26.06GB使用しており、そのうち21.43GBを削減できる。」ということを示しています。

TYPE       TOTAL     ACTIVE    SIZE      RECLAIMABLE
Images     50        14        26.06GB   21.43GB (82%)

2. 不要なリソースを削除する

不要なリソースを削除するためのコマンドは以下のとおりです。
自身の現状に合ったコマンドを実行してください。
*以下のコマンドを実行すると、「未使用のもの」が削除されます。

  • イメージのみを削除する
$ docker image prune

  • コンテナのみを削除する
$ docker container prune

  • ボリュームのみを削除する
$ docker volune prune

  • ビルドのキャッシュのみを削除する
$ docker builder prune

  • 上記全て+未使用のネットワークを削除(ただしボリュームは削除されない)
$ docker system prune

# --volumes をつけるとボリュームも削除可能

補足:docker system prune でボリュームが削除されない理由

$ docker system prune

先ほど、上記コマンドを実行すると、「未使用のイメージ・コンテナ・ビルドのキャッシュ・ネットワーク」が削除されるという説明をしました。
ではなぜボリュームは削除されないのでしょうか?

それは、基本的にボリュームに保存されるデータは長期間維持されることを前提としているからです。
アプリケーションの状態や設定ファイルなどを保存しているため、これを自動的に削除するのはリスクが高いと判断されています。

上記のような理由から、Docker 17.06.1がリリースされた際にボリュームが削除されないようになりました。

15
8
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
15
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?