3
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

非Prolog的Prologプログラミング

Posted at

論理型プログラミング言語Prologは述語を定義してプログラミングする。でも、関数を基本単位としたプログラミングをしてきたのに、いきなり述語で書けと言われても、どうすればいいか分からない。今回は、関数を述語で表現してみる。

関数

フィボナッチ数列のn項目を返す関数f(n)の定義を普通に書いてみる。

f(0) = 0
f(1) = 1
f(n) = f(n - 1) + f(n - 2) if n > 1

これをPrologで書きなおす。

f(0, 0).
f(1, 1).
f(N, Y) :-
    N > 1,
    !,
    N1 is N - 1,
    f(N1, Y1),
    N2 is N - 2,
    f(N2, Y2),
    Y is Y1 + Y2.

f(0) = 0, f(1) = 1という定義を、Prologのf(0, 0), f(1, 1)という命題で表している。

最後の節の、カット!の前に書いてあるN > 1は、(この節で)関数が定義されている条件を表す。条件が満たされていれば、この次に進む。

カット!を通ると、失敗してもこれより前にバックトラックしなくなる。条件が満たされていれば、その時点で(プログラマーにとっては)この先失敗することがないと分かっているので、カットしてしまおう。

その後の命題の列は、y = f(n - 1) + f(n - 2)を表すためのものだけど、そのまま表現できないので、変数を導入して細かい命題に分割している。

まとめ

関数を組み合わせてプログラミングしたいなら、Prolog以外の方が楽。

3
3
7

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?