phpでunixコマンドを実行する際に使うラッパー関数を作成した

phpでunixコマンドを実行する事が多かったので、簡単な関数を作ってみました。
終了ステータスあり版となし版を作ってみました。

exec()(終了ステータスあり)

exec.php

function exec_cm($command){
  $command .= ' 2>&1'; //error内容出力
  exec($command, $output, $re);
  return [
    'output' => implode("\n", $output),
    'is_error' => ($re == 0) ? false : true
  ];
}

$command = 'cp test.txt test2.txt';

$re = exec_cm($command);
if($re['is_error']){ //エラーの場合のみ内容を出力
  echo $re['output'];
}

これで実行した場合、test2.txtが作成されます。
また、ファイルがなかったりしたら
cp: cannot stat ‘atest.txt’: No such file or directory%
って感じで出力されます。

exex()の場合終了ステータスは取れますが、出力結果が配列で返って来るため加工が必要です。

passthru()(終了ステータスなし)

exec.php

function exec_cm($command){
  $command .= ' 2>&1'; //error内容出力
  ob_start();
  passthru($command);
  $output = ob_get_clean();
  return $output;
}

$command = 'cp test.txt test2.txt';

$re = exec_cm($command);
echo $re;

これで実行した場合もexec()の時と同じ結果になります。
ただ、こちらは終了ステータスを見ることはできません。
標準出力と標準エラー出力をそのまま変数に突っ込みたい時などに使えそうです。

passthru()の場合終了ステータスは取れないですが、出力結果が未整形で返って来るためそのまま使えます。

まとめ

exec()
  終了ステータス取れる。
  出力は配列で返ってくるので加工しないといけない。

passthru()
  終了ステータス取れない。
  出力は未整形で返ってくるのでそのまま使える。
  ※実際は主に画像のバイナリを出力したりする時に使うみたいです。

phpの中で複数のunixコマンドを実行する必要がある時などは使えそうです。