はじめに
これは非エンジニアの人事がAdvent CalendarのためだけにTableauを学び初めてデータ化に挑戦するお話です。
あまり技術的ではない&詰めが甘いところもあると思いますが推しへの愛とエンジニアリスペクトの気持ちだけで書き切ります。
ご了承ください。
#Tableau勉強会
弊社あるあるなのですが、東京のサイバーエージェント本体とオンライン上での勉強会がさかんに行われています。エンジニア限定のものもありますが、ありがたいことに超はじめてさんでも参加OKなものが多く、私も12月7日にみっちり2時間、Tableauの勉強会へ参加しました。
Tableauを起動するところから始まり、お手本を見ながらデータの扱い方/表計算やグラフの算出を学びました。
#そもそもなぜTableauだったのか
社内では私の担当するオフィスマネージャー職をはじめ、社内ヘルプデスクや広告事業部など全社的にTableauを使用しデータ可視化や効率化を図っているチームが多かったので「どんな魔法ツールなんだ」と非常に気になっていました。
先日、 サイバーエージェント人事統括のブログでも「数字やデータを使って、強い人事を創っていこう」と方針を打ち出していたこともあり、データ可視化ができるTableauを前々から触ってみたかったのでちょうど良い機会でした。
#推しのデータで地獄を見る羽目になった
Tableauでデータ可視化するにあたり、どのデータを取り扱うかかなり悩みました。
人事で取り扱うデータ:採用経路や流入数、内定数などは社外へは見せられません...。
そこでふと思いついたのが「そうだ!ももクロのライブ動員数を可視化してみよう」
私はももいろクローバーZというアイドルを心から推しています。何度もライブに足を運んでいたのですが、今年は残念ながらコロナの影響により軒並み現場参戦は中止となり、オンライン配信となっていました。
そこで以前から気になっていたのが「年間のライブ動員数は出るけど、ツアーごとなどで見たらどのライブが一番動員数が多いんだろう」という疑問があったので、これを題材にしようと思いました。
ここからが地獄の始まりでした。 年ごとのライブ動員数がまとまっているLPなどが無かったので、およそ10年分のライブを全て自分で調べる羽目になりました(5時間かかった) 1
#データも揃ったのでさっそくTableauにぶちこむ
Excelでデータがまとまってさえいれば、早速始められます。
まずTableauはじめてさんはTableau Desktopは初めての利用であれば、14日間の試用が可能です。
https://www.tableau.com/ja-jp/products/trial
それ以降は有料アカウントが必要となります。
インストールが完了し、無事起動できたら
Macは書類、Windowsはドキュメントから
マイ Tableau リポジトリ→データソース→2020.x(バージョンによる)の中へ「ももクロライブ」
というファイルをぶちこみます。
今回はこのソースから、地域/年ごとのライブ動員数を出すことがGoalです。
#いろいろ遊んでみる
まずは棒グラフで都道府県ごとの動員数を出してみます。
まずは新しいワークシートを開きます。
データペインの「都道府県」を行に、「動員数」を列にドラッグします。
売上で降順にソートします。
データペインの「動員数」をマークのラベルにドラッグします。
シート名を右クリックし、名前の変更を選択、「都道府県ごとの動員数」に変更します。
簡単にグラフができした。
この時、データペイン(Tableau画面の左にある「データペイン」を整理し、階層をつくることで「都道府県」の中の「市区町村」別に動員数を見ることができます。
あとは先程の要領で「動員数」を列に、「地区」を行にD&Dします。
都道府県/市町村別で動員数が可視化できました〜かんたん!
ももクロのライブは西武ドームが聖地と一部では言われているので、都道府県別で見ると埼玉(所沢)が圧倒的に多く見えますが、地区で見ると横浜がダントツですね。
ちなみにこの時点で横浜市の記載をミスって2つあることに気づきましたが一旦そのまま進めます←
同じ要領で、今度はライブカテゴリ/年数ごとの動員数を見てみることにしました。
ももクロは毎年クリスマスライブ、カウントダウンライブの他に「春の一大事」「夏のバカ騒ぎ」など恒例ライブがあり、その動員数を可視化してみました!
圧倒的に全国ツアーが多いですね。
日産スタジアムなどかなり大きな会場で連日開催された桃神祭もぐんと伸びています。
さらにカテゴリを年ごとに階層化しました。
なぜ2016年が多いのか?と考えると、2枚アルバム同時リリースしたドームツアーがあったのでその動員数が一番多かったようですね!(考察捗る)
キャパやライブの日程にもよりますが、有安が卒業したにも関わらず客数を落とさなかった2018、2019のももいろクリスマスの動員数がモノノフの「それでもついていくぜ!」という気持ちを表しているようで胸が熱くなりますね。ステージは違えど、それぞれこれからも頑張ってほしい...!
おわりに
今回Tableauでいろいろ触ってみてわかったことは
・かなり簡単にデータの可視化ができる
・考察が捗る
・とはいえ、始めから出揃っている正確な数字がないと意味がない(戒め)
ということです。
本題のTableau触るまでに5時間かかって本当に死にそうでした。
私がモノノフじゃなければ死んでました。
まだ触って数時間のものですので、拙い箇所もあったかと思いますがここまでご覧いただきありがとうございました。
\世界のももクロNo.1/
ありがとうございました!完
#参照
データ元となる数字を確認するために、下記サイトを参考にさせていただきました。
なお、私の「人事が推しの動員数を初めてのTableauで可視化した」記事内にある数字は個人でかき集めたデータが元となり、正確な数字と保証するものではございません。あくまでも「いち熱狂的ファン」が興味本位で調べたものとなりますことご了承ください。
ももいろクローバーZ Wiki
ももいろクローバーZオフィシャル公式HP
togetter ←川上さんやモノノフの動員数ツイを参照
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追いきれなかった動員数はデータに含んでいません。なお、起算は2010年のももいろクリスマスからとしています。ヤマダ電機のような路上ライブは無理でした。また、青春ツアーなどのホールライブは各会場のキャパシティを公式HPより確認しています。 ↩