28
16

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

【Angular.io】 Template Syntax まとめ

Posted at

Template Syntax

この章では、AngularのTemplate Syntaxについて話します。

コードとデモ環境は、Template Syntax Live Code / download example を確認ください。

HTML in templates

全てのHTMLのsyntaxはtemplate syntaxの中で有効です。ただし、<script>タグに関しては、セキュリティ上の理由から使用を禁止しています。詳しくは、Securityを確認ください。

次のセクションからAngularのデータバインディングを通してどのようにDOMの値を取得し、挿入するか見ていきます。

Interpolation (インターポレーション)

src/app/app.component.html
<h3>
  {{title}}
  <img src="{{heroImageUrl}}" style="height:30px">
</h3>

クラスのプロパティを出力するのに、{{ }} を使用することができます。上記の例だと、Angularは、titleheroImageUrlを解釈し、stringへとconvertします。

また、componentクラスに定義されているメソッドも呼び出すことができます。

src/app/app.component.html
<!-- "The sum of 1 + 1 is not 4" -->
<p>The sum of 1 + 1 is not {{1 + 1 + getVal()}}</p>

Angularは、{{}}で囲われた全ての値を解釈して、最終的には element または、directiveのプロパティに紐付けします。interpolation(インターポレーション)は、特殊なsyntaxで、property bindingへと変換しています。

Template expressions

Template内で式を書くことによって値を出力することができます。 interporalation(インターポレーション)では、{{ 1 + 1 }}のようにかけます。 JavaScriptで使用できる式はほどんどカバーしていますが、以下のものについては使用ができません。

  • assignments (=, +=, -=, ...)
  • new
  • chaining expressions with ; or ,
  • increment and decrement operators (++ and --)

Expression context

expression contextとは、一般的にcomponentのインスタンスを指します。次の例では、{{title}}isUnchanged は、AppComponent のプロパティを意味します。

src/app/app.component.html
{{title}}
<span [hidden]="isUnchanged">changed</span>

template input variable(let hero)や、template reference variable(#heroInput)もexpressionのうちに含まれます。

src/app/app.component.html
<div *ngFor="let hero of heroes">{{hero.name}}</div>
<input #heroInput> {{heroInput.value}}

componentが、heroプロパティを持っていて、*ngForでもhero変数をテンプレート内で定義している場合は名前衝突がおきますが、この場合のheroは、*ngForが定義したテンプレート変数であることに注意してください。

また、template expressionはグローバルなnamespaceを参照することはできません。windowや、documentconsole.logなどをtemplate内では使うことはできません。

Expression guidelines

template expressionでは次のガイドラインに従ってください。

No visible side effects

template expressionはターゲットのプロパティ以外のアプリケーションの状態を変更してはいけません。
このルールは、Angularのunidirectional data flow(単一方向のフローのポリシーに従っています。

Quick execution

Angularは、change detection cycleが走った後にtemplate expressionを実行します。expressionはすぐにデータが変更したらすぐに実行される必要があります。

Simplicity

複雑なtemplate expressionを書くことはできますが、これは避けるべきです。
複雑なビジネスロジックなどはcomponentに書いて、template内に書くべきではありません。

Idempotence

idempotence(冪等性)とは、ある操作を1回行っても複数回行っても結果が同じことです。

idempotenceの考え方は理想的であり、Angularのchange detectionのパフォーマンスを向上させます。

Template statements

template statementはcomponentやdirectiveから検知されたイベントに反応します。 event bindingで、template statementsについて見ることができます。(click)="deleteHero()がtemplate statementの部分です。

src/app/app.component.html
<button (click)="deleteHero()">Delete hero</button>

template statementにはside effectがあります。イベントに反応することは、Angularのunidirectional data flow(単一方向のフローのポリシーに反しています。イベントループ中に、いつでも、どこでも変更がされてしまうのです。

template expressionのように、template statementはJavaScriptのstatementを使用することができます。

ただ、以下のものたちは使用をすることができません。

  • new
  • increment and decrement operators, ++ and --
  • operator assignment, such as += and -=
  • the bitwise operators | and &
  • the template expression operators

Statement context

statement contextは基本的にcomponentのインスタンスを表します。 `(click)="deleteHero()"delete Heroがcomponentのメソッドになります。

src/app/app.component.html
<button (click)="deleteHero()">Delete hero</button>

statement contextはtemplateのcontextを参照することもできます。例えば、$eventオブジェクトや、let heroなどはevent handlingのメソッドの引数として渡すことができます。

src/app/app.component.html
<button (click)="onSave($event)">Save</button>
<button *ngFor="let hero of heroes" (click)="deleteHero(hero)">{{hero.name}}</button>
<form #heroForm (ngSubmit)="onSubmit(heroForm)"> ... </form>

template contextの名前は、component contextの名前より優先されます。上のコードのdeleteHero(hero)heroは、templateのinput変数であり、componentのheroプロパティを指すわけではありません。

Statement guidelines

expressions同様に、複雑なtemplate contextを書くのは避けましょう。シンプルなメソッドを呼び出すか、変数プロパティを使うのが一般的です。

Binding syntax: An overview

以下は、Angularが提供しているData bindingのsyntaxです。

スクリーンショット 2017-07-15 10.33.34.png

Binding targets

data bindingのターゲットはDOM上のelement、componentやdirectiveなどが該当します。以下がそのサマリーです。

スクリーンショット 2017-07-20 21.36.49.png

Property binding ( [property] )

property bindingはcomponentのプロパティの値をtemplate expressionのプロパティへセットすることができます。次の例は、srcプロパティとcomponentのheroImageUrlプロパティをbindingしています。

<img [src]="heroImageUrl">

以下は、isUnchangedによって、ボタンにdisabledをかけます。

src/app/app.component.html
<button [disabled]="isUnchanged">Cancel is disabled</button>

ディレクティブへのプロパティへ値をセットする例。

src/app/app.component.html
<div [ngClass]="classes">[ngClass] binding to the classes property</div>

次は、custom componentに対して、モデルのプロパティをセットしています。(これは、親componentから子componentへ渡す仕組みです。)

src/app/app.component.html
<hero-detail [hero]="currentHero"></hero-detail>

One-way in

property bindingは単一方向でデータのフローが流れることから one-way data bindingだと言われています。

ですので、bindしているelement側からcomponentのプロパティへ値を変更することはありません。componentからelementへsetだけ、することができるのです。

Binding target

つぎの例は、srcプロパティをtargetにしてbindingしています。

src/app/app.component.html
<img [src]="heroImageUrl">

別の方法で、bind-をprefixにつけることができます。

src/app/app.component.html
<img bind-src="heroImageUrl">

element property以外にAngularはdirectiveのプロパティを検知します。

src/app/app.component.html
<div [ngClass]="classes">[ngClass] binding to the classes property</div>

もし、directiveのプロパティ名とマッチしなかった場合は、unknown directiveエラーをAngularは出します。

Remember the brackets

[]があることによって、Angularはそれが、template expressionとして解釈します。もし、[]をつかわないと、Angularはそれをstringとして解釈します。

<!-- ERROR: HeroDetailComponent.hero expects a
     Hero object, not the string "currentHero" -->
  <hero-detail hero="currentHero"></hero-detail>

One-time string initialization

次の場合は、[]を使わない方法をおすすめします。

  • targetのpropertyがstringとして値を受け取る
  • 固定値としてtemplateに使う
  • 変化がない初期値として使用
src/app/app.component.html
<hero-detail prefix="You are my" [hero]="currentHero"></hero-detail>

Property binding or interpolation?

property bindingとinterpolationは同じ挙動をします。

src/app/app.component.html
<p><img src="{{heroImageUrl}}"> is the <i>interpolated</i> image.</p>
<p><img [src]="heroImageUrl"> is the <i>property bound</i> image.</p>

<p><span>"{{title}}" is the <i>interpolated</i> title.</span></p>
<p>"<span [innerHTML]="title"></span>" is the <i>property bound</i> title.</p>

interpolationは、property bindingをする方法のうちのひとつです。

データをレンダリングするという意味では、この両者に違いはありません。可読性やチームのルールに基づいて、コーディングスタイルを決めてください。

ただ、element propertyに対して、non-stringな値を入れるときは、property bindingを使用してください。

Attribute, class, and style bindings

Attribute binding

attribute bindingを使って、直接attributeにデータをセットできます。

このガイドでは、element propertyに値をセットするのは、property bindingをすることを進めてきました。では、attribute bindingとはなんでしょうか。

bindするelement propertyがない場合は、attribute bindingを使用してください。

もし、以下のようにcolspanに対して値を入れようとすると、

src/app/app.component.html
<tr><td colspan="{{1 + 1}}">Three-Four</td></tr>

Angularはエラーを出します。

Template parse errors:
Can't bind to 'colspan' since it isn't a known native property

interpolationはプロパティに値をセットはできますが、attributesに対して値をセットできるわけではありません。

もし、attributesに値をセットしたい場合は、attributes bindingを使用する必要があります。

attributes bindingをするときは、attr.というprefixをつかって、そのあとに、attributes名を記入します。

[attr.colspan]に値をいれます。

src/app/app.component.html
<table border=1>
  <!--  expression calculates colspan=2 -->
  <tr><td [attr.colspan]="1 + 1">One-Two</td></tr>

  <!-- ERROR: There is no `colspan` property to set!
    <tr><td colspan="{{1 + 1}}">Three-Four</td></tr>
  -->

  <tr><td>Five</td><td>Six</td></tr>
</table>

Class binding

class bindingを使うことによって、classを入れたり、削除することができます。

class bindingのsyntaxはclass.に続いて、class名を書きます。[class.class-name]

src/app/app.component.html
<!-- standard class attribute setting  -->
<div class="bad curly special">Bad curly special</div>

つぎのような形でも書くことができます。

src/app/app.component.html
<!-- reset/override all class names with a binding  -->
<div class="bad curly special"
     [class]="badCurly">Bad curly</div>

class名をtrue or falseによって出し分けて書くこともできます。

src/app/app.component.html
<!-- toggle the "special" class on/off with a property -->
<div [class.special]="isSpecial">The class binding is special</div>

<!-- binding to `class.special` trumps the class attribute -->
<div class="special"
     [class.special]="!isSpecial">This one is not so special</div>

ただ、このようなtoggleでclassを出し分けたかったら、NgClass directiveを使用することをおすすめします。

Style binding

style bindingも同様に、[style.]に続いて、[style.style-property]と書くことができます。

<button [style.color]="isSpecial ? 'red': 'green'">Red</button>
<button [style.background-color]="canSave ? 'cyan': 'grey'" >Save</button>

unitをつけたいときは、次のように書くことができます。

src/app/app.component.html
<button [style.font-size.em]="isSpecial ? 3 : 1" >Big</button>
<button [style.font-size.%]="!isSpecial ? 150 : 50" >Small</button>

styleをつける方法は、これでも問題はありませんが、一般的にはNgStyle directiveを使用することをおすすめします。

style propertyをつける際は、dash-care、もしくは、fontSizeのようにcamelCaseでかけます。

Event binding ( (event) )

ユーザーからアクションがあったときに、データをelementからcomponentへ送る方法は、event bindingを使用することができます。

src/app/app.component.html
<button (click)="onSave()">Save</button>

Target event

次の例は、ボタンにclickイベントを紐付けています。

src/app/app.component.html
<button (click)="onSave()">Save</button>

on-をつけて、書くこともできます。

src/app/app.component.html
<button on-click="onSave()">On Save</button>

customのイベントととして使用することもできます。

src/app/app.component.html
<!-- `myClick` is an event on the custom `ClickDirective` -->
<div (myClick)="clickMessage=$event" clickable>click with myClick</div>

myClickディレクティブはaliasing input/output propertiesで詳しく説明されています。

$event and event handling statements

Angularはevent handlerをtargetのイベントに対してセットすることができます。

もし、eventがnativeのDOM element eventである場合は、$eventオブジェクトを渡すことができます。

src/app/app.component.html
<input [value]="currentHero.name"
       (input)="currentHero.name=$event.target.value" >

Custom events with EventEmitter

EventEmitterを使用することによって、customのeventを作ることができます。

src/app/hero-detail.component.ts
template: `
<div>
  <img src="{{heroImageUrl}}">
  <span [style.text-decoration]="lineThrough">
    {{prefix}} {{hero?.name}}
  </span>
  <button (click)="delete()">Delete</button>
</div>`
src/app/hero-detail.component.ts

// This component make a request but it can't actually delete a hero.
deleteRequest = new EventEmitter<Hero>();

delete() {
  this.deleteRequest.emit(this.hero);
}

ユーザーがdeleteをクリックしたときに、delete()が実行され、this.deleteRequest.emit(this.hero);で、Heroクラスにイベントをemitします。

src/app/app.component.html

<hero-detail (deleteRequest)="deleteHero($event)" [hero]="currentHero"></hero-detail>

受け取り側は、deleteRequestをlistenして、イベントを検知したタイミングで、deleteHero($event)を実行します。

Two-way binding ( [(...)] )

ユーザーが変更を加えたときに、データを更新して、viewに表示させたいケースはよくあります。

Angularは、これをtwo-way data bindingという仕組みで解決することができます。two-way data bindingのsyntaxは、[(x)]になります。

src/app/sizer.component.ts
import { Component, EventEmitter, Input, Output } from '@angular/core';
 
@Component({
  selector: 'my-sizer',
  template: `
  <div>
    <button (click)="dec()" title="smaller">-</button>
    <button (click)="inc()" title="bigger">+</button>
    <label [style.font-size.px]="size">FontSize: {{size}}px</label>
  </div>`
})
export class SizerComponent {
  @Input()  size: number | string;
  @Output() sizeChange = new EventEmitter<number>();
 
  dec() { this.resize(-1); }
  inc() { this.resize(+1); }
 
  resize(delta: number) {
    this.size = Math.min(40, Math.max(8, +this.size + delta));
    this.sizeChange.emit(this.size);
  }
}

sizeの初期値は、property bindingのinput値になります。ボタンをクリックすることによって、sizeを増加したり、減少させます。sizeに変更があったタイミングで、sizeChangeが、変更をemitします。

sizeChangeemitを受け取る側は、[(size)]と書くとtwo-way bindingができます。

src/app/app.component.html
<my-sizer [(size)]="fontSizePx"></my-sizer>
<div [style.font-size.px]="fontSizePx">Resizable Text</div>

$eventを使用すると、sizeChangeイベントで渡ってきた値を取得することができます。

src/app/app.component.html
<my-sizer [size]="fontSizePx" (sizeChange)="fontSizePx=$event"></my-sizer>

このようにAngularでは、簡単にtwo-way bindingを実装することができます。<input><select>要素で使用すると、とても便利ですが、その場合はAngularもNgModelを使用することをおすすめします。

Built-in directives

Angularはたくさんのbuilt-in directivesを持っています。それらは、複雑なタスクをこなすのにとても便利な存在になります。

それらのdirectivesたちは、attribute directives と、structural directivesに分けることができます。

Built-in attribute directives

attribute directivesはHTML要素の属性や、プロパティを変更します。詳細は、Attribute Directivesを確認ください。以下は、代表的なattribute directivesです。

  • NgClass - cssのクラスを追加したり、削除します
  • NgStyle - HTMLのスタイルを追加したり、削除します
  • NgModel - form要素のデータをtwo-way bindingするのに使用します

NgClass

NgClassは、true/falseによってclassを追加したり、削除することができます。

src/app/app.component.ts
currentClasses: {};
setCurrentClasses() {
  // CSS classes: added/removed per current state of component properties
  this.currentClasses =  {
    'saveable': this.canSave,
    'modified': !this.isUnchanged,
    'special':  this.isSpecial
  };
}

以下は、currentClassesngClassにbindingさせて、classを出し分けしています。

src/app/app.component.html
<div [ngClass]="currentClasses">This div is initially saveable, unchanged, and special</div>

NgStyle

componentにcurrentStylesというプロパティを用意して、なかでセットしたいスタイルをkeyにしてオブジェクトをつくります。スタイルは、valueのtrue/falseによって出し分けされます。

src/app/app.component.ts

currentStyles: {};
setCurrentStyles() {
  // CSS styles: set per current state of component properties
  this.currentStyles = {
    'font-style':  this.canSave      ? 'italic' : 'normal',
    'font-weight': !this.isUnchanged ? 'bold'   : 'normal',
    'font-size':   this.isSpecial    ? '24px'   : '12px'
  };
}
src/app/app.component.html

<div [ngStyle]="currentStyles">
  This div is initially italic, normal weight, and extra large (24px).
</div>

NgModel - Two-way binding to form elements with

NgModelを使うと、簡単にtwo-way data bindingを仕組みをつくることができます。

src/app/app.component.html
<input [(ngModel)]="currentHero.name">

ngModelを使う際には、必ずFormsModuleをimportしてください。Formの詳細は、Formsを確認ください。

src/app/app.module.ts

import { NgModule } from '@angular/core';
import { BrowserModule }  from '@angular/platform-browser';
import { FormsModule } from '@angular/forms'; // <--- JavaScript import from Angular

/* Other imports */

@NgModule({
  imports: [
    BrowserModule,
    FormsModule  // <--- import into the NgModule
  ],
  /* Other module metadata */
})
export class AppModule { }

ngModelを使わなくて、<input>valueをつかって同じ仕組みをつくることができます。

src/app/app.component.html
<input [value]="currentHero.name"
       (input)="currentHero.name=$event.target.value" >

ただ、これは見た感じあまり効率良くありません。ngModeldirectiveは、このinputとoutputの面倒な処理を内部で実装しているので、私たちがinputとvalueを書かなくてもtwo-way bindingを実現することができます。

src/app/app.component.html
<input
  [ngModel]="currentHero.name"
  (ngModelChange)="currentHero.name=$event">

もし、入力されたデータをuppercaseに変えたいなら次のように書き換えることができます。

src/app/app.component.html
<input
  [ngModel]="currentHero.name"
  (ngModelChange)="setUppercaseName($event)">

ng-model-anim.gif

Built-in structural directives

structural directiveはHTMLのlayoutを変更するときに使われます。structural directiveの詳細は、Structural Directivesを確認ください。

このセクションでは代表的なstructural directivesを紹介します。

  • NgIf - 条件に基づいてDOMを追加したり、削除します
  • NgFor - リストのアイテムを繰り返し出力します
  • NgSwitch - 与えられた条件のもと、別のviewを出力します

NgIf

NgIfを使って、DOMの要素を追加したり、削除することができます。

src/app/app.component.html
<hero-detail *ngIf="isActive"></hero-detail>

(*)ngIfの前につけることを忘れないでください。

isActiveがtrueのときは、HeroDetailComponentをDOM上に追加します。もし、falseのときは、HeroDetailComponentとそれに紐づく、サブクラスをDOM上から削除します。

スタイルをあてることによって、同じような動きを実現することができます。

src/app/app.component.html
<!-- isSpecial is true -->
<div [class.hidden]="!isSpecial">Show with class</div>
<div [class.hidden]="isSpecial">Hide with class</div>

<!-- HeroDetail is in the DOM but hidden -->
<hero-detail [class.hidden]="isSpecial"></hero-detail>

<div [style.display]="isSpecial ? 'block' : 'none'">Show with style</div>
<div [style.display]="isSpecial ? 'none'  : 'block'">Hide with style</div>

しかし、要素をhideさせているだけだとDOM常には存在しているので、なにか変更があったときにAngularは引き続き検知して処理を実行してしまいます。これは、パフォーマンス的にあまりよくはありません。

show/hideする場合は、ピンポイントで要素に適用するのに向いているので、component全体に使用する場合はNgIfを使用することをおすすめします。

NgFor

NgForは要素をリピートして出力することができます。

src/app/app.component.html
<div *ngFor="let hero of heroes">{{hero.name}}</div>

componentをリピートすることもできます。

src/app/app.component.html
<hero-detail *ngFor="let hero of heroes" [hero]="hero"></hero-detail>

heroの前にあるletキーワードは、template変数をつくるために使われます。componentのheros配列を受け取り、それをloopし、heroをtemplateの変数として使用します。

src/app/app.component.html
<div *ngFor="let hero of heroes">{{hero.name}}</div>
<hero-detail *ngFor="let hero of heroes" [hero]="hero"></hero-detail>

*ngFor with index

indexプロパティは、配列の0から始まるiterationを返してくれます。

src/app/app.component.html
<div *ngFor="let hero of heroes; let i=index">{{i + 1}} - {{hero.name}}</div>

*ngFor with trackBy

NgForは出力する内容によってパフォーマンスに影響をうけることがあります。

もしサーバーから毎回データを取得し、新しいオブジェクトを受け取っていた場合、Angularは新しい参照を受け取ったと検知して、同じ内容のオブジェクトであったとしてもあらたにDOMを生成してしまいます。

これを避けるためにtrackByを使用することができます。trackByでユニークなidを指定することで、Angularに同じオブジェクトであることを教えることができます。

src/app/app.component.ts
trackByHeroes(index: number, hero: Hero): number { return hero.id; }
src/app/app.component.html
<div *ngFor="let hero of heroes; trackBy: trackByHeroes">
  ({{hero.id}}) {{hero.name}}
</div>

次の例は、trackByを使用した時、使用していない時の例です。

  • trackByなしだと、常にDOMの変換がされます。
  • trackByありだと、idが変わった時だけDOMの変換がされます。

ng-for-track-by-anim.gif

The NgSwitch directives

NgSwitchは、JavaScriptのswitch statementに似ています。与えられた条件のもと、viewを出し分けします。

src/app/app.component.html
<div [ngSwitch]="currentHero.emotion">
  <happy-hero    *ngSwitchCase="'happy'"    [hero]="currentHero"></happy-hero>
  <sad-hero      *ngSwitchCase="'sad'"      [hero]="currentHero"></sad-hero>
  <confused-hero *ngSwitchCase="'confused'" [hero]="currentHero"></confused-hero>
  <unknown-hero  *ngSwitchDefault           [hero]="currentHero"></unknown-hero>
</div>

image.png

Template reference variables ( #var )

template referenceは、template内のDOM要素を参照するために使用されます。また、componentやdirectiveにも同様に使用されます。

#を使って、参照変数を定義できます。#phoneは、<input>上にphone変数を定義しています。

src/app/app.component.html
<input #phone placeholder="phone number">

template内だったら定義した変数をどこでも参照可能です。<input>phoneは、<button>上で使うこともできます。

src/app/app.component.html
<input #phone placeholder="phone number">

<!-- lots of other elements -->

<!-- phone refers to the input element; pass its `value` to an event handler -->
<button (click)="callPhone(phone.value)">Call</button>

How a reference variable gets its value

ほとんどのケースで、参照変数は要素に対してセットしますが、directiveをセットして振る舞いや値を変えたりすることができます。それが、NgFormを使ってできます。

次の例は、基本的なFormsの使い方です。

src/app/hero-form.component.html
<form (ngSubmit)="onSubmit(heroForm)" #heroForm="ngForm">
  <div class="form-group">
    <label for="name">Name
      <input class="form-control" name="name" required [(ngModel)]="hero.name">
    </label>
  </div>
  <button type="submit" [disabled]="!heroForm.form.valid">Submit</button>
</form>
<div [hidden]="!heroForm.form.valid">
  {{submitMessage}}
</div>

template内で、heroForm変数が使われていますが、この中には一体なにが入っているのでしょうか。

heroFormは、AngularのdireciveであるNgFormを受け取っています。NgFormは、fromの値をコントロールするために使用されます。

native elementである<form>は、formプロパティをもっていませんが、NgFormは持っています。heroForm.form.validのように、formの妥当性をチェックすることができます。

Template reference variable warning notes

参照変数である#phoneは、template変数であるlet phoneとは異なるので注意してください。この違いの説明は、Structural Directivesをご確認ください。

#の別の書き方として、ref-を使用することができます。

src/app/app.component.html
<input ref-fax placeholder="fax number">
<button (click)="callFax(fax.value)">Fax</button>

Input and output properties ( @Input and @Output )

今まで、template expressionとtemplate statementを用いてcomponentのプロパティをbindingする方法を見てきました。

この章では、bindingのtarget(binding文の左側)の説明を詳しくしたいと思います。

binding targetbinding sourceの違いは、binding targetが式(=)の左側で、binding sourceが式の右側になります。

次のsnippetは、iconUrlonSaveAppComponentのメンバーで、イコール(=)の右側に記述されています。

src/app/app.component.html
<img [src]="iconUrl"/>
<button (click)="onSave()">Save</button>

これらは、componentのinputsoutputsではなく、binding sourcesになります。targetは、左側の<img><button>要素になります。

次の例を見てみましょう。

src/app/app.component.html
<hero-detail [hero]="currentHero" (deleteRequest)="deleteHero($event)">
</hero-detail>

HeroDetailComponent.heroHeroDetailComponent.deleteRequestが、イコール(=)の左側にいるのがわかります。
HeroDetailComponent.hero[]の中に書いてあるので、property bindingのtargetになり、HeroDetailComponent.deleteRequest()の中に書いてあるので、event bindingのtargetになります。

Declaring input and output properties

このtargetプロパティは、inputsとoutputsで定義されなければなりません。
HeroDetailComponentでは、次のように書きます。

src/app/hero-detail.component.ts
@Input()  hero: Hero;
@Output() deleteRequest = new EventEmitter<Hero>();

他の方法で、inputsoutputsをdirectiveのメタデータの中に書くこともできます。

src/app/hero-detail.component.ts

@Component({
  inputs: ['hero'],
  outputs: ['deleteRequest'],
})

Input or output?

Inputはたいていデータを受け取り、Outputはイベントをemitするのに使われます。 EventEmitterが主に使用します。

image.png

Aliasing input/output properties

InputとOutputデコレータで使用するプロパティ名はaliasを使用することができます。
もしcomponent内でclicksというイベント名で使用するけど、templateでmyClickという名前で使いたい場合は、以下のように書くことができます。

@Output('myClick') clicks = new EventEmitter<string>(); //  @Output(alias) propertyName = ...

directiveのメタデータの中で:を使って書くこともできます。

@Directive({
  outputs: ['clicks:myClick']  // propertyName:alias
})

Template expression operators

template expressionはネイティブのJavaScriptのsyntaxを使用することができますが、Angularではいくつかのsyntaxは
特別な意味を持ちます。

The pipe operator ( | )

|は、Angular pipesです。pipe operatorと呼ばれ、値を整形して出力するために使います。

src/app/app.component.html
<div>Title through uppercase pipe: {{title | uppercase}}</div>

また、複数のpipeを使うこともできます。

src/app/app.component.html
<!-- Pipe chaining: convert title to uppercase, then to lowercase -->
<div>
  Title through a pipe chain:
  {{title | uppercase | lowercase}}
</div>
src/app/app.component.html
<!-- pipe with configuration argument => "February 25, 1970" -->
<div>Birthdate: {{currentHero?.birthdate | date:'longDate'}}</div>
src/app/app.component.html (pipes-json)
<div>{{currentHero | json}}</div>

The safe navigation operator ( ?. ) and null property paths

Angularのsafe navigation operator(?.)は、nullやundefinedを制御するのにとても便利なoperatorです。

以下では、currentHeroがnullのときにエラーを防いでくれます。

The current hero's name is {{currentHero?.name}}

通常は、nullの状態でプロパティを読み込もうとすると、JavaScriptはreference errorを起こします。

TypeError: Cannot read property 'name' of null in [null].

オブジェクトのプロパティがnullのときは、エラーをthrowするのが理想的ですが、APIからデータが入ってくるまで
nullの状態が続くというケースもあります。データがくるまでは、blankで表示して、エラーを出さないで、データを受け取ってからviewを表示する。

このアプローチは、ngIfを使って実現できます。

src/app/app.component.html
<!--No hero, div not displayed, no error -->
<div *ngIf="nullHero">The null hero's name is {{nullHero.name}}</div>
src/app/app.component.html
The null hero's name is {{nullHero && nullHero.name}}

このやり方は、正しいやり方ですが、あまり効率よくありません。?.を使えば、もっと簡単に実装することができます。

src/app/app.component.html
<!-- No hero, no problem! -->
The null hero's name is {{nullHero?.name}}

The non-null assertion operator ( ! )

Typescript 2.0では、--strictNullChecksフラグをつかうことでnullのチェックをすることができます。このmodeでは、もし変数がnullやundefinedで検知されると、typescriptがエラーを投げるようになっています。また、nullになる可能性がある変数(型が定義されず)に対してもtypescriptはエラーを出します。

必要なタイミングで、このエラーを回避したい場合は、non-null assertion operator (!)を使用することができます。

src/app/app.component.html
<!--No hero, no text -->
<div *ngIf="hero">
  The hero's name is {{hero!.name}}
</div>

safe navigation operatorと違って、non-null assertion operatorはnullを回避するのでなく、Typescriptに特定のプロパティがnullのチェックをしなくてもいいよと教えるだけになります。

28
16
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
28
16

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?