共有計算機、大型計算機を使うことになった人が陥りがちなこと
初心者が陥りがちで、そして教えた側からすると、なぜできないのか?という疑問が残るケース
どのケースも、正しく伝わっていないことが原因だとおもうが、
教えた側には想像もしないところで、つまっていることがある。
ssh でログインができない
パスワードを打ったのですが、表示されません、入力されません。
初心者の人へ
パスワードは、通常、入力しても、画面には表示されません。
教えている側の人へ
入力した文字が表示される(以下、エコーバック)と思い込んでいるケースがあります。
とくにユーザー名は、エコーバックされるので、パスワードもそう思うことが想像されます。
また、最近のスマホだと、非常に短い間、パスワードとして入力している文字が表示される。そういうものを期待している可能性があるのではないかと想像しました。
パスワードを打ったのだがログインができません。
今の時代、ユーザー名と、パスワードを伝えることがあるのかはおいておいて。
鍵認証でもあるかもしれないケース。
初心者の人へ
パスワードをすべて売った後、最後に Enter
キーを押しましょう。
教えている側の人へ
最初にパスワードまたはログイン方法を伝えるときに、
パスワードを入力したあとに、 Enter
を押すことをつたえましょう。
伝えた場合でも、念の為、聞いてみたほうが良いかとおもいます。
バックアップができない
共有計算機や、大型計算機などで実行したあと、
その結果をバックアップしてほしい。バックアップしたい。
コマンドを教わったが、バックアップができない
初心者の人へ
どこからどこへ、バックアップするのか?
どのマシンで、どの操作(コマンドを入力)をするのかを確認しましょう。
必要があれば、sshをするのか、しないのか?なども確認しましょう。
教えている側の人へ
共有計算機からバックアップする場合など含めて、
どのマシンで、どのような操作をするのか、はっきり伝えましょう。
「scpコマンドで、できるから」だけだと、
共有計算機側に、scpと打ち込んで、手元のMac にコピーをしようとすることが考えられます。
伝えるときに、
- どのマシン
- どのコマンド
- 相手先のマシンへは、ログインしなくてよい、またはログインするを明確にする。
手元へもってくるときには、手元から向こうへ、データを取りに行くということを明確に伝えたほうがよいとおもいました。
その他のケースでは、
- どのマシンで
- このコマンドをうつと
- どのデータが
- どこにいくのか
を伝えたほうが良いです。
例
あなた:実行してもらいたい人
「共有計算機で計算した結果をバックアップするために、あなたのMacでターミナルを新しく開いて、以下のscpコマンドを打ち込んでください。」
「これを実行すると、あなたのパソコンから、共有計算機に接続をして、計算データを、あなたのパソコンにコピーしてきます。」
バックアップ用のツールで、バックアップができない
初心者の人へ
教わったツールを、どのマシンで実行するのか、確認しましょう。
教えている側の人へ
WinSCPを教えたとして、それを Windows で実行しようとせず、
共有計算機側で実行しようとするケースなども考えられます。
そのあたり、明確につたえてあげたほうがよいです。
データがなくなりました。
自分のコンピュータと、共有計算機を間違えて消してしまった。
初心者側
hostname
コマンドなどで、自分がどこにいるかを把握するようにする方がよい。
または、プロンプトにホスト名を出したほうが良い。
必要があれば、なにかを消すときには、指差し確認する
教える側
hostname
コマンドなどで、どこで作業しているかを確認する方法を教える
または、プロンプトにホスト名を出す方法を教えた方が良い
docker で動かないけど、普通に動かすと動くツールがあります。
docker for Mac , docker for Windows かどうかを確認する。
これらだと、初期のメモリ設定が、少ない可能性がある。