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わりと自由なクラスタ計算環境や共用計算機環境においてどれくらいリソースを使ってよいかの指標例

Last updated at Posted at 2017-11-02

概要

わりと自由なクラスタ計算機や、わりと自由な1台の共用計算機を使うときに、どのあたりを気にしたらよいかの指標の例です。
今回書いたことは、自分の知っている環境についての経験なので、リソースをどれくらい使ってよいかについて詳しくは管理者や、詳しい人、長く使っている人などにきいてみてください。

前提

わりと自由に使える計算環境のことを考えています。
そのような計算環境だと、効率よく計算できる限度を超えて、ジョブを実行することができることがあります。
そのような環境にいる人を対象にしています。

  • パフォーマンスが改善された新しいソフトウェアを使っているのに、自分の想定と違う、マニュアルに書いいてある設定したがおもったほどパフォーマンスがでていないが、何をみたらよいかわからない人
  • 自分のパソコンを使って計算している人

も参考になるところもあるとおもいます。

一方、
計算リソースの利用について厳格に色々きまっている場合は、
おそらく管理者が、どう使っても基本的には計算リソースの限界を超えたジョブが実行されてパフォーマンスが落ちるということがないと思いますので、
このような指標はいらないかもしれないです。

用語について

説明するときによく使っている言葉で書いています。
大きく逸脱していない範囲で書いているつもりですが、正確な定義とは違うかもしれません。

CPUをどれくらい使ってよいか

CPU1コアあたりのロードが1を超えなければ問題ないとおもっています。

大抵 uptime とか top とか、 qstat とかの出力にでてきます。
お使いの環境での確認方法を、詳しい人に、きいてみたください。

Memoryをどれくらい使ってよいか

100%ギリギリくらいまで使ってよいとおもいます。

100%を超えると、SWAPを利用することになる。
SWAPについては後述

SWAPとはなんですか?

メモリに入り切らないデータを、HDDやSSDなどの記憶装置に転送します。
必要なときには、そこから取り出して使います。
この操作は、計算機側が勝手にやってくれるので、計算機の利用者が何かをする必要はないです。

しかし、HDDやSSDは、メモリに比べるとスピードが遅いです。
最近のSSDは、それなりに速くなってきていますが、、、

そのため、SWAPが発生すると、見積もっていた時間よりもだいぶ長い時間かかることがあります。

SWAP の発生がかならずしも、極端なスピード低下をまねくわけではないですが、
発生しないようにしたほうがよいでしょう。

HDDをどれくらいの容量を使ってよいか

一応、残り20%を切らないようにしておくとよいのではないかと思っています。

  • 0%になると、よきせぬ出来事がおこることがあるので、できればそうなることは避けたいです。
  • 10%を切ると、例えば圧縮するとか、スペースを空ける作業に何か問題があるかもしれないです。
  • 20%を切ったくらいなら、あまり快適さを損なわずに色々できる印象があります。 あと、作業する人も結構気が楽です。

これ以外のことも気にしなければいけない。

ネットワークや、IO wait など、
これ以外のことも気にする必要があるのですが、それはそれでなかなか大変なので、またの機会に、、、

メモリについても、いろいろな指標がありますが、それもまたの機会に、、、
CPU も、、、
HDD, SSD などストレージ(記憶領域)も、、、

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