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TROCCO にて kintone からレコード番号を連携する際におけるデータ型の注意事項

Last updated at Posted at 2024-07-16

概要

TROCCO にて kintone からレコード番号フィールドを連携する際におけるデータ型の注意事項を共有します。2024年7月16日時点での TROCCO での検証結果であるため、今後のリリースにより動作が異なる可能性があります。

レコード番号フィールドには基本的には数値の連番がはいるのですが、アプリコードを指定した場合にはtest0716-1のように文字を含む連番が付与されます。TROCCO のデフォルトの動作では、レコード番号フィールドが long 型として設定されるため、アプリコード機能を利用している場合には手動で string 型に変更する必要があります。

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レコード番号フィールドの仕様について

レコード番号フィールドの仕様を kintone のドキュメントを確認すると連番が設定される旨の記述があります。

レコード番号フィールドは、レコードを追加するごとに、1から連番で自動的に番号が振られるフィールドです。

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引用元:レコード番号 | kintone ヘルプ (cybozu.help)

アプリコードを設定した際の仕様についても記述されており、アプリコードと連番の値となる旨が記述されています。

アプリコード機能を利用すると、アプリを識別するためのコードと番号の組み合わせがレコード番号になります。

image.png

引用元:レコード番号 | kintone ヘルプ (cybozu.help)

上記の仕様からデータ連携を行う際には、レコード番号フィールドを連携する場合には long 型ではなく、 string 型として連携することが望ましいです。レコード番号フィールドに名称が似ているレコードIDフィールド(下記画像における$idフィールド)というものがあり、そちらについては数値が入るため long 型でよさそうです。

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再現方法

1. kintone にてアプリを作成

1-1. レコード番号文字列(1行)をフォームに追加したアプリを作成

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1-2. 新規レコードを追加し、レコード番号フィールドに数値が入力されていることを確認

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1-3. アプリの設定にて高度な設定を選択

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1-4. アプリコードに任意の値をセットし保存を選択後にアプリを公開

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1-5. レコード番号フィールドが数値(例:1)から文字(例:test0716-1

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2. TROCCO のデフォルトの動作を確認

2-1. kintone を転送元とする転送設定作成の STEP 1 を実施

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2-2. データプレビューにてレコード番号フィールドが long 型となっておりデータが表示されていないことを確認

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3. TROCCO にてデータ型を変更

3-1. 転送設定のデータプレビューにて転送元・転送先の設定へ戻るを選択

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3-2. レコード番号フィールドのデータ型を string 型に変更

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3-3. 自動データ設定の選択ウィンドウにて自動データ設定を実行を選択

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3-4. データプレビューにてレコード番号フィールドが string 型となっておりデータが表示されていることを確認

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