概要
Teradata Vantage の学習をはじめる際に調査した次の内容を共有します。
- 環境構築
- Teradata University のコンテンツ
- 製品ドキュメント
環境構築
ローカル環境の構築
ローカル環境の前提
次の事項を前提として、環境構築する手順を提示します。
- Winodws 10
- Microsoft Build of OpenJDK をインストール
- VirtualBox 上に Teradata Vantage を構築
- ローカル Windows 環境から VirtualBox 上の Teradata Vantage に接続
Teradata Vantage Express をインストールする際には次の記事が参考となりました。
ローカル環境の構築手順
1. Teradata Vantage Express | Teradata Downloadsから、Teradta Vantage がインストール済みの VirtualBox イメージ(Vantage Express 17.20 VirtualBox Open Virtual Appliance (OVA)
)をダウンロードする。アカウント作成が必要である。
2. Oracle VirtualBox のインストール
PowerShell にて、次のコマンドを実行する。
winget install -e --id Oracle.VirtualBox
3. Oracle VirtualBox を起動し、インポート
- > ダウンロードした Teradta Vantage がインストール済みの VirtualBox イメージ(ova ファイル)を選択し、VM イメージを作成する。
4. Teradata Vantage の VM イメージを起動し、Teradata Vantage が起動することを確認。VM にログインする際のユーザーアカウントとパスワードは、root
と入力する。
VM へのログインからTeradata Vantage の起動までの手順は次の記事が参考となる。
5. Open JDK をインストールする。
PowerShell にて、次のコマンドを実行する。
winget install Microsoft.OpenJDK.11
参考リンク:OpenJDK の Microsoft ビルドをインストールする | Microsoft Learn
6. Teradata Studio | Teradata Downloadsから、Teredata Studio のメディア(TeradataStudioJA__win64_x86.17.20.00.02.zip`)をインストールする。
7. Teredata Studio から、ローカル Teradata 環境に接続する。
# | 項目 | |
---|---|---|
1 | データベースサーバー名 | localhost |
2 | ユーザー名 | dbc |
3 | パスワード | dbc |
Teradata Vantage の VM イメージにて、デフォルトのネットワークが次のようになっているため、ホスト環境(Windows)からの接続が可能である。
Teradata 社提供の学習環境
Teradata 社提供している学習環境には、次のものがある。
- teradata lab 環境(Teradata v.15、利用可能期間の記載を確認できず) *1
- teradata と Jupyter の lab 環境(5日間、トレーニングコンテンツごとに) *2
- Vantage Trial(30日)
*1 次のトレーニングコンテンツを受講する際に環境構築方法が提示され。私が実施した際には、メールアドレスを入力する画面が表示され、そのメールアドレス宛にユーザーIDとパスワードが送付された。メールが届くまで10分ほど待った。
- Teradata SQL
- Teradata Advanced SQL
*2 teradata と Jupyter の lab 環境については、次のコースにて利用方法が説明されている。
- Accessing Lab Environment
Teradata University のコンテンツ
Teradata University とは
Teradata 社が提供している トレーニングコンテンツです。講師ありのトレーニングについては有料のようですが無償のものもあり、日本語化されているコンテンツも確認できました。アカウント作成もすぐにできました。
引用元: Teradata University | Online Training for Teradata Customers
トレーニングコンテンツの探し方
Teradata Universityにて、トレーニングコンテンツの検索ができます。
Teradata Education Course Catalog 012023にて、トレーニングコンテンツのコースカタログが公開されており、受講を検討したほうがいいコンテンツを把握することができます。
引用元:Teradata Education Course Catalog 012023
おすすめのコンテンツ(随時更新する可能性あり)
最初に開発者が受講すべきコンテンツ
Teradata Vantage で開発を行う場合には、次のトレーニングを受けることで、Teradata Vantage の内部アーキテクチャの一部を理解することができます。説明されている内容が深い内容であるため、定期的に視聴がしたほうがよさそうです。リンク先は英語のコンテンツとなっていますが、日本語の字幕が表示されるコースもありました。
- Teradata Vantage Foundations
Teradata Vantage 開発者向けコンテンツ
次のトレーニングは、受講時間も長く情報量が多いのですが、おすすめです。インデックスの設定方針などはアーキテクチャをベースに検討する必要があるなどソフトウェアにおける各論を知っておくことが重要であり、こういったトレーニングを受けることが一見遠回りに見えますが一番の近道だったりします。トレーニング中に講義内容のほとんどを理解できませんでしたが、これから内容の理解に取り込み予定です。とりあえず、最後まで行くことが重要です。
- Teradata Factory Xpress: Vantage Advanced SQL Engine *1
*1 名前の箇所を隠してはいますが、次のような終了証がもらえました。
SQL 開発者向けコンテンツ
- Teradata SQL
- Teradata Advanced SQL
- Teradata Vantage Data Engineering Curriculum (TDVAN4)
Teradata 管理者向けコンテンツ
- Teradata Vantage Administration Basics
関連ツールのコンテンツ
- Teradata Parallel Transporter
- Using Data Mover 101 - Introduction with Hands-On Labs
- Teradata Viewpoint and Data Lab Introduction and Update (16.00 and 16.10)
製品ドキュメント
製品ドキュメントの確認方法
Teradata Vantage に関するドキュメントは、Docs Teradata • Teradataドキュメント | テクニカル マニュアルへのクイック アクセスにて確認できます。
引用元:Docs Teradata • Teradataドキュメント | テクニカル マニュアルへのクイック アクセス
上記のリンクからドキュメントの項目(例:DDL (teradata.com))を選択すると、ドキュメントが表示されるのではなく、ドキュメントの検討結果が表示されます。利用想定のバージョンのドキュメント(例:Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語 詳細トピック- 17.20
)を選択します。
引用元:« "データ定義" » • 検索結果 • Teradataドキュメント | テクニカル マニュアルへのクイック アクセス)
ドキュメントの内容を実際に確認できます。基本的には1ページで表示され、次の項に移動するとページの読み込みが発生します。
引用元:Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語 詳細トピック- 17.20 • リーダー • Teradataドキュメント | テクニカル マニュアルへのクイック アクセス