Azure Data Factory メタデータ駆動コピータスクにてSalesforce のデータセットを選択できない事象への対応方法

概要

Azure Data Factory メタデータ駆動コピータスクにてSalesforce のデータセットを選択できない事象への対応方法を共有します。 2024年7月5日時点では、接続の種類がすべての場合に新しい接続からSalesforceコネクタを選択できず、ソースの種類をSalesforceにしても既存のデータセットを選択できません。とりあえず、新規のデータセットを作成後にデータセットを切り替える暫定対応方法を共有します。

手順

1. ソースの種類をSalesforceに設定し新しい接続を選択

2. 暫定のリンクサービスを作成

3. 連携対象のオブジェクトを選択しメタデータ駆動コピータスクの作成完了まで進める

4. MetadataDrivenCopyTask_xxx_BottomLevelパイプラインのFullLoadOneObjectアクティビティのデータセットを切り替えてオブジェクト API 名を渡すように修正

@json(item().SourceObjectSettings).objectApiName

5. MetadataDrivenCopyTask_xxx_BottomLevelパイプラインのDeltaLoadOneObjectアクティビティのデータセットを切り替えてオブジェクト API 名を渡すように修正

@json(item().SourceObjectSettings).objectApiName

6. MetadataDrivenCopyTask_xxx_BottomLevelパイプラインのDefaultFullLoadOneObjectアクティビティのデータセットを切り替えてオブジェクト API 名を渡すように修正

@json(item().SourceObjectSettings).objectApiName

7. MetadataDrivenCopyTask_xxx_BottomLevelパイプラインのGetMaxWatermarkValueアクティビティのデータセットを切り替えてオブジェクト API 名を渡すように修正

@json(item().SourceObjectSettings).objectApiName

8. データセットにて暫定的に作成したMetadataDrivenCopyTask_xxx_SourceDSデータセットを削除

9. リンクサービスにて暫定的に作成したSalesforce__tempリンクサービスを削除

動作確認

1. パイプラインを実行して正常終了することを確認

2. データが連携されていることを確認