概要

Fivetran で Managed Data Lakes Service を Azure Data Lake Storage Gen2 上に構成する際、STEP7 Complete Fivetran configuration の手順にある Consent URL を実行してもサービスプリンシパルが作成されない場合があります。本記事では、その場合における暫定対応方法を紹介します。対応策としては、コマンドラインからサービスプリンシパルを登録し、結果として Fivetran-TenantBridge というエンタープライズアプリケーションが作成される手順です。

出所：Fivetran for Managed Data Lakes Service | Setup Guide

対応手順

1. Fivetran の画面で Consent URL が表示される `here` を右クリックし、表示されるリンクをコピー

2. コピーした URL から `client_id`（以下 sp_id）の値を取得

https://login.microsoftonline.com/{tenand_id}/oauth2/authorize?client_id={sp_id}&response_type=code

3. 取得した sp_id を元に以下のコマンドを編集・実行

az ad sp create --id {sp_id}

4. Entra ID の「エンタープライズアプリケーション」で「すべてのアプリケーション」を表示し、フィルター条件の「アプリケーションの種類 == エンタープライズアプリケーション」を削除

5. `Fivetran-TenantBridge` という名称のアプリケーションを選択

6. `Fivetran-TenantBridge` のアプリケーション情報を確認