この記事は Snowflake Advent Calendar 2020 の6日目の記事です。
概要
Informatica Intelligent Cloud Services(IICS)にて、Snowflakeコネクターの設定手順を紹介します。
IICSは、マルチクラウドで実行可能なETLツールであり、IPaaS(Integration Platform as a Service)として提供されております。
Informatica Intelligent Cloud Services(IICS)を紹介したうえで、簡単なパイプラインを作成する手順を提示します。
なぜをInformatica Intelligent Cloud Services(IICS)利用すべきなのか
1. グローバルで評価されているツールであること
2. IICSだけでなくデータマネジメント全般をソリューションとして提供していること
引用元:What‘s New | Informatica Japan
3. マルチクラウドで実行が可能であること
引用元:クラウド/ハイブリッド:お好みの方法でクラウドに移行 | Informatica Japan
簡単なデータ同期の実施
事前準備
下記のアカウントを作成してください。
- Snowflake
- Informatica Cloud Data Integration
Informatica Cloud Data Integrationの環境構築の手順については、クラスメソッド様が紹介しております。
Informatica Cloud Data Integrationの環境をAWS上で構築してみた | Developers.IO (classmethod.jp)
1. Snowflakeにて、データベースとテーブルを作成
CREATE OR REPLACE DATABASE IICS;
USE IICS;
Create or replace table REGION (
R_REGIONKEY NUMBER(38,0)
,R_NAME VARCHAR(255)
,R_COMMENT VARCHAR(255)
);
2. IICS管理者にて、"アドオン" -> "Informatica for Snowflake Cloud Data Warehouse" -> "無料トライアルを開始する"を選択する。"利用可能なライセンス"となることを確認。
3. (オプション)Secure Agent環境を構築します。たまたま、私の環境にて、SnowflakeコネクタがInformatica Cloud Hosted Agentで動作しなかったので、構築しました。先述のクラスメソッド様の記事にて、AWSでの構築手順も紹介されておりますが、Azureで実施しました。
Informatica Cloud Data Integrationの環境をAWS上で構築してみた | Developers.IO (classmethod.jp)
4. "接続" -> "新しい接続"を選択します。
5. 必要な項目を入力後、"接続のテスト"を選択。接続確認完了後、"保存"を選択。
項目 | 入力項目 | サンプル |
---|---|---|
接続名 | 接続の名称 | conn_snowflake_01 |
説明: | 接続の説明 | Snowflakeへのコネクター |
タイプ | Informatica for Snowflake Cloud Data Warehouse V2 | Informatica for Snowflake Cloud Data Warehouse V2 |
ランタイム環境 | 実行環境。3の手順で作成した環境。 | bap-smm-vm-01 |
Authentication | 認証方法 | 標準 |
Username | ユーザー名 | adfuser |
Password | パスワード | saaaa123344 |
Account | Snowflakeアカウント名。URLの"snowflakecomputing.com"の前の部分 | hp54177.west-us-2.azure |
Warehouse | 仮想ウェアハウス名 | COMPUTE_WH |