オタマトーンすごい楽しい
オタマトーンNeoかっちゃいました。ずっとほしかったんですが、なかなかタイミングがなく買う機会がありませんでした。そしてついに買ってしまったんですが、いじってるとあまりにも楽しくて、ついつい時間が経つのを忘れてしまいます。楽器がひけなくても結構それっぽくできるんですよね、雰囲気で触るだけで楽器が演奏できるなんて素敵すぎます。
オタマトーンNeoは2019年末にオタマトーン誕生10周年を記念して発売された新機種です。スマホと連携できるOTM Linkがあるのが特徴です。小型で持ち運びもラクなのですが、ヘッドホン端子やラインアウト端子がないので、深夜は演奏できません。さすがに夜中は近所迷惑になってしまいます。
そこで、このOTM Linkという端子がどのようなものか、ここからLINE Outできないか調べてみました。
OTM Linkとは
OTM Linkはスマートフォンのイアホン・マイク端子に接続して利用します。基本iPhoneですので、CTIA規格に準拠しているようです。さて、ここにどのような信号が流れているかというと、スマートフォンのマイクに向けてオタマトーンの出力音が、そしてスマートフォンのイヤホンとしてオタマトーンの口から出力されるようになっています。OTM Linkアプリはスマートフォンをエフェクターにする仕組みのようです。
Mic Outを追加する
オタマトーンからの出力はスマホのマイク入力で受けるため、アッテネータなどが入っているようで信号レベルが低いです。そのため、ミキサーのマイク入力に接続します。しかし、オタマトーンのスピーカはオタマトーンの出力側のインピーダンスが低い場合、音が漏れる仕様になっているようです。そこで、100KΩの抵抗を挟みます。
配線図は以下の通りになります。
100KΩの抵抗はなくても問題ないようですが、これがないとオタマトーン側からも音が(やや小さめですが)でるようになります。しかし、ミキサー側のゲインをそれなりに上げなければならないので、ノイズが増えるかと思います。そのへんは音漏れをどれくらい許容できるかとのトレードオフになるでしょう。また、ミキサー側の入力インピーダンスでオタマトーン側の音漏れの具合が代わってくるかと思います。未確認ですが、ギターアンプやコンパクトエフェクターなどハイインピーダンス向けの装置でしたら、この抵抗が無くても音が漏れないかもしれません。
オペアンプでLINE OUTに対応できるアンプを追加するのもありだとおもいます。
音声出力端子の弱点
オタマトーンの音声出力には弱点があります。そう、口のパクパクによるワウが効かなくなり、オタマトーンの魅力が半減してしまいます。これは構造上仕方ありません。口のパクパクや顔の移動による表現に盛り込みたい場合は、普通にマイクで録音するのがベストだと思います。音声出力端子はオタマトーンを深夜楽しむときや、別のエフェクターを噛ませたいときに活用するのが理想的だと思います。
オタマトーンはスピーカーになる?!
ご想像どおり、オタマトーンはスマホの外付けスピーカにもなります。TRRSの1番目(R1)が入力になります。ステレオ信号を入れた場合Rchの音がでる形になります。
オタマアンプを作る
オタマトーンの入出力にコンパクトエフェクターを噛ませて、オタマアンプをつくることにしました。図のようにオペアンプを非反転でいれて、エフェクタにセンド・リターンを入れる用にしました。ひとまず回路図を作成して、ブレッドボードで実験してみました。エフェクターによっては出力信号が入力信号に回り込み、ハウリングを起こします。
関連情報
改めて検索したところ、OTM Linkから出力する方法について、以下のような記事もありましたので、参考になるかもしれません。