こんにちは。
株式会社BitStarでWebディレクターをしているmakuriruiです。
普段は、YouTubeなどの動画に関するメディアの運営を行っています。
今回は、前職のゲーム運営で学んだことをお伝えできればと思います。
現在も、エンジニアとコミュニケーションを取るときに気をつけている話です。
##自分がしていたよくない勘違い
自分は、何度かエンジニアとコミュニケーションを取るときに衝突することがありました。
正直プランナーとして、ゲームのプログラムに関しての知識がほとんどなく、エンジニアの作業をいろいろと勘違いをしていたためです。
エンジニアは、プログラムに関して造詣が深いと思いますが、そうではないプランナーはこんなことを考えているということを自分の経験と合わせて伝えることができればと思います。
###このページと同じ感じに作ってという依頼は、コードをコピペすればいいものだと思っている
ゲームの新たな施策を考える際に、まずは以前行った同じような施策がどういう内容だったかを調べます。
そういった場合に、自分は日時や施策のなかで行うべき内容など内部のことはしっかり詰めていましたが、見た目に関しては、前と同じでいい感じにやっていればいいんじゃないかなという感じで進めていました。
結局同じようなことをするのは事実ですが、毎回の施策で細かい違いが出るのは当たり前のこと。
そこの調整を違う人に丸投げするのは、ナンセンスであるとよくわかっていませんでした。
結局は、実装の方法やUIデザイナーの意見とかで変わるものですが、デザインについて学ぶことたたき台までは出して、自分の意見を載せることは重要だと思います。
見た目を実装する際に甘い認識のプランナーがいれば、一回突っ返してみてもいいと思います。
###このキャラだけ違う設定を入れるには、そのキャラだけ例外処理をすればいいと思っている
プランナーって案外デバッグの手順とか軽視していることがあります。
1キャラだけ設定を変えてとかであれば、そのキャラだけちょっと変えてそのキャラだけ確認すればオッケーとか普通に思っていました。
何かを変えるときに周りに影響があること、そこまで考えてから行動するべきということは自分はなかなかできなかったです。
デバッグリストを作ったり、デバッガーとの対応をプランナーがすることがあると思いますが、間にエンジニアを通すことを面倒だけど徹底すべきです。
###前の段階に戻すのは簡単にできるものだと思っている
試しに入れてやっぱ戻すは多いこと。
自分は、リビジョンを戻せば大丈夫かというやばい感じで動いていました。
戻す時は確認すること・・・当たり前だと思いますが、プランナーは勝手に自分で考えて動くものと思った方がいいです。
ファイル共有ソフトについて、わからないことがあればエンジニアに相談させる流れを確認しておいた方がいいと思います。
###上の鶴の一声で変わるものだと思っている
プランナーって内容なんて軽く変わるもんだと思って進めてることが多いです。
ディレクターは、「ゲームはスクラップアンドビルドである」という精神をだいたい持っているからです。
エンジニアは、設計の段階からしっかりと作り上げているので、後々変わるとなって嫌な顔をされることは多かったです。
自分も嫌な顔したくなりましたけど、頑張って平静を保ってましたw
これはゲームという現場ではどうしようもないことだと思います。
ただ、この時間に見てもらうとか、見せてみたらいい反応だったという話をすると少しだけ減らせるようになりました。
プランナーの中でディレクターやプロデューサーのことが嫌いだったり、あまり関わりたくないという人も多いと思います。
自分もそうでした。
ただ、最終的にどっちがいいのかというのを考え始めてからこまめに動けるようになってきました。
##新人プランナーの動きをちょっとだけ変えるには
プランナーとして入る人間は、エンジニアの知識やデザイナーの知識など色々な知識が80%以上必要だと思います。
しかし、完璧にエンジニアとして動けるプランナーはそこまで多くないのも事実です。
違うことは違うと伝えること、工数を丁寧に伝えることでプランナーとエンジニアの齟齬は少しずつなくなっていくと思います。
そして、プランナーにわからないことは抱え込むのではなく、エンジニアに話してみるのも手だと伝えておくのもいいと思います。
(本当は自分で気づくべきですが、そうでない人もいるので・・・)
最後に個人的にエンジニアとの付き合いで意識が変わったのは、なんでもない日常会話の中で「あの仕事やばかった」とかプランナーのやばい話が出てきた時です。
もっとやらなきゃなと背筋が伸びましたw