GoogleCloudのDevOps認定を取得したので試験までに学習した内容や試験後に振り返って学習が足りなかったところを記事にさせていただきます。
1.バックグラウンド
- 業務ではGoogleCloudはじめクラウドほぼ未経験。
- DevOpsというほどではありませんが、CI/CDなどプロセス自動化を過去に業務にて担当.
- GCPの認定はACE,PCA,PDE,PCDを保持。
- GCP、コンテナが好き。
2.事前対策内容
- 認定公式サイトを確認&模擬を受験
- Qwicklabsで関連しそうなコースを実施。 ※記事の最後に記載
- SREのドキュメントを一通り読む。
- O'RellyのSREワークブックをそこそこ読む。
- Spinnaker,Cloudbuild,GCRを利用したGKEへのデプロイプロセスの構築。
3.試験内容
- 問題の傾向としてSREに関する問題が多かった気がします。SLOのモニタリング、SLOと新機能リリース頻度をバランシングするための振る舞いやエラーバジェットに基づいた判断、インシデント発生時の振る舞いと事後分析で何を振り返り誰に伝えるべきかというようなことを理解していないと回答が難しい問題でした。AWSとAzureのDevOps認定も持っていますが、これらは各社のサービスを使っていかに開発、運用作業を自動化するかということが問われましたが本試験だけ問題の雰囲気が異なっている印象を受けました。
- 上記以外ではGKEやモニタリングに関する問題が多かったです。GCPのサービスを利用してSLOやエラーのモニタリングをどのようにやるべきか、仮に分担した場合に必要な権限はどれかということを理解していないと回答が難しい問題でした。
- これら以外ではビルドやデプロイ時のセキュリティを効率的に確保する方法を問われる問題がありました。
4.試験を振り返ってみて
- SREに関するインシデント発生時の振る舞いや事後分析においてやるべき内容に関する問題は自信がないものが多く学習が足りなかったと感じました。問題の割合も多かったのでもっとSREのドキュメントを読み込むべきでした。SREのドキュメントの読み込みは必須だと思います。
- GCE,GKE上のアプリケーションをモニタリングするための方法やこれらを実行するための権限に関する問題の粒度が他の問題と比較して細かく回答内容に自信が持てず学習が足りなかったと感じました。モニタリングに関するラボや自身での構築をもっとやっておくべきでした。
- 模擬でSpinnakerに関する問題がでたので色々と触ってみましたが、試験対策としては微妙でした。
- これまでに取得していた他のGoogleCloudの認定と比較して最も難しかった気がします。記事記載時点では受験可能な言語は英語だけですが、私が英語得意でないというのもあると思います。
※ 事前に実施したQwicklabsは以下です。完了している中でも関連しているコースのみ記載しています。
5. 合格後の特典
GoogleCloudのProfessinalレベルの認定に合格するとリュックやパーカーなどの特典がもらえます。
本認定ではノート&タンブラー、パタゴニアのベストのいずれかがもらえるようでした。
以上、合格体験記でした。