はじめに
WEB受託開発企業に勤めるまこっさんと申します。
私は異業種からの転職でエンジニアとなりましたが、エンジニアに必要なスキルを職業訓練の受講にて学びましました。
これからエンジニアに転職したいと考えている方の選択肢の一つとして、職業訓練ではどのようなことが学べるのか私の経験を綴りたいと思います。
目次
・この記事の対象読者
・書いた人
・訓練校の紹介
・職業訓練の受験対策
・訓練内容
・訓練教材
・訓練を受けて
・終わりに
この記事の対象読者
・ICT業界へ転職を考えている人
・ICTの職業訓練を知りたい人
・ICTの基礎学習内容を知りたい人
書いた人
営業職として20年ほど従事。
途中でキャリアアップのため転職経験あり。
営業職のように風向き任せで業績が左右するような仕事ではなく、自分の技術で稼げるような仕事をしたいとエンジニア転職を決意。
今年6月にICT業界へ職業訓練を経て転職した、40歳過ぎのおじさん。
訓練校の紹介
私がICTの基礎を学んだのはこちらです。
こちらの「ICTエンジニア科」にてICTの基礎を学びました。
希望する人すべてが訓練を受講できるわけではなく、定員22名を試験と面接で決める形となります。
訓練コースに関しては10コースほどありますが、ICTエンジニア科以外は定員を超える応募は無いようです。
私が受講時のICTエンジニア科の倍率は3倍ほどとなっておりました。
職業訓練なので訓練自体は基本無料で学ぶことができますが、テキスト代は実費となります。
テキストは担任の講師が事前に実習で必要になるテキストを教えてくれるので、各自それを実習までに購入して持参する形となります。
訓練校を調べるにあたりいくつかのブログを参考にしましたが、読みやすかったのでこちらを参考にしました。
「なにわ鉄ネコブログ」
様々な情報の最新状況はご自身でご確認ください。
職業訓練の受験対策
先ほど紹介したように受講試験倍率は3倍です。
職業訓練は離職後からしか受講できないので、離職したにも関わらず受講できなかったでは済まされません。
しっかりと事前対策を行って試験・面接へ挑んだ方がよいでしょう。
まず「見学説明会」がありますので、そちらで内容をしっかりと確認しましょう。
配布される資料には試験の「参考例」が記載されていますし、質疑応答の時間も十分にありますのでそちらで確認すればよいと思います。
試験は基礎学力ではありますが、私が受けた印象は事前の対策なしでは解けない問題が多いと感じました。
もちろん参考例は参考であり、同じ内容やレベルでもありません。
面接対策ですが、私の場合は事前にICT業界の基礎を学びたかったので「ITパスポート試験」を受験し取得しておりましたので、そちらで学習意欲をアピールしました。
訓練内容
私が受講した時の主な訓練内容は以下の通りです。
・Java
・Android Studio
・データベース
・HTML/CSS
・JavaScript
・Servlet&JSP
・ネットワーク
・Linux
・AWS
各内容の詳細は「ICTエンジニア科(訓練期間6ヶ月)のご案内」から確認いただけます。
訓練教材
・Java 「スッキリわかるJava入門 第3版」
・Android Studio 講師のお手製資料
・データベース 「いちばんやさしい SQL 入門教室」
・HTML/CSS 講師のお手製資料 + 自己学習用で紹介された書籍 「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」
・JavaScript 講師のお手製資料 + 独学用に購入「独習JavaScript 新版」
・Servlet&JSP 「スッキリわかるサーブレット&JSP入門」
・ネットワーク 「図解入門TCP/IP」
・Linux 「新しいLinuxの教科書」
・AWS 講師のお手製資料 + 自己学習用で紹介された書籍「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂3版」
訓練を受けて
実際半年間でこれだけの内容を受講しますので、すべてを訓練期間中には理解することはできません。
日々の訓練と並行してそれぞれの受講者が自分の目指すエンジニア技術を中心に復習や自己学習を行い、就職活動を平行しておりました。
そして講師の方も仰っていましたが、これだけの内容を民間のスクールで受講すると200~300万ほど掛かると思います。
それが私の場合は失業給付を受け取りながら、このような内容を無料で受講することができました。
即戦力になれるほど長い訓練期間でもありませんし、かなり駆け足な訓練となりますが、とにかくそこは将来エンジニアになりたいという自分を信じて行わなければなりません。
終わりに
無事に職業訓練を修了しエンジニアになれた私ですが、日々壁にぶつかりながら悶えております。
この仕事は学び終えることがありません。
それでも今後の人生の職業として考えるだけの魅力もあります。
エンジニアになる方法はたくさんありますが、このような方法でも未経験者がエンジニアになれると知っていただければ幸いです。