ストラテジパターンに関して（良いコード悪いコードで学ぶ設計入門のsection6を読んで）

目的

エンジニア2年目で、コードの書き方に迷うことが多くなってきたので、本にて学習した。

背景

switch文などの条件分岐でコードが読みづらくなることが多くある。
そんな時に、デザインパターンの一種であるストラテジパターンが使用できる、とのこと。

本文

前提

ゲーム開発を行なっており、技を定義したい。

技

• ファイア
• 紫電
• 地獄の業火

技に設定されている値

• 名前：name
• 消費魔法力：costMagicPoint
• 攻撃力：attackPower
• 消費TP:costTechnicalPoint

魔法の種類を定義

enum MagicType{
    fire,
    shiden,
    hellFire
}

やりたいこと

技によって、名前や消費魔法力などを定義したい。
単純に考えるのであれば、switch case文を用いて設定する。

技がfireの時　：　nameはファイア、costMagicPointは2、attackPowerは20、costTechnicalPointは0。

しかし、上記ではfire、shiden、hellFire、、、（続く）となった時に、ロジックが煩雑になっていく。
そこでinterfaceを入れることで、ロジックを見やすく見通しの良いものにしたい。

1.切り替えたい機能の定義

interface Magic{
    String name();
    int costMagicPoint();
    int attackPower();
    int costTechnicalPoint();
}

2.各魔法にinterfaceを実装する

//　この場合は、ファイアの実装
class Fire implements Magic{ 
    private final Member member;
    
    // 初期化
    Fire(final Member member){
        this.member = member;
    }

    public String name(){
        return "ファイア";
    }

    public int costMagicPoint(){
        return 2;
    }

    public int attackPower(){
        return 20 + (int)(member.level * 0.5);
    }

    public int costTechnicalPoint(){
        return 0;
    }
}
//上記を紫電、地獄の業火に関しても作成する。

3.switchの代わりにMapで切り替える

final Map<Magic Type, Magic> magics = new HashMap<>();

// ファイア型のインスタンスを生成
final Fire fire = new Fire(member);
…

// fire型がきた時には、上記のfire型のインスタンスを返す。
magics.put(MagicType.fire,fire);
…

void magicAttack(final MagicType magicType){
    
    // magicTypeには、fire、shiden、hellFireなどが入る。
    final Magic usingMagic = magics.get(magicType);

    // メソッドの定義
    showMagicName(usingMagic);
    …略

    // 　各型に応じた名前を返す
    void showMagicName(final Magic magic){
        final String name = magic.name();
    }
    …略
    
}

enumとmapに関して

enum、mapあたりはjavaを使用したことがないため、イメージが湧きづらかった。
mapはphpの連想配列のようなもの。
enumはphpでもあるらしく、一連の定数をグループ化するために使用するものらしい。
mapはキーと値のペアだが、enumは値の羅列、といった感じだろうか。

学び

ストラテジパターンを使用することによって、条件分岐がシンプルになることがわかった。

次のアクション

同様に、フラグ引数ん関してもstrategyパターンが適用できるとのことなので、調べる。