背景
エンジニアとして広い視野を持つために、エンジニアリング論全体が記載されている本を読みたくなった。
本記事は意識したい言葉の抜粋のみのため、詳しい中身は本でご確認ください。
目的
ソフトウェア開発の正しい姿とは?リーダーとは?ぼんやりでもイメージを持つこと
本文
バナナを育てているのにりんごを数える罠に落ちてはならない。
IC(個人作業者)の時はりんごを育てて数えるが、マネージャー側は育てる側に回るため、「1日の終わりに今日は全くやらなかったな」という感覚になりやすい。ただし、それは正常なこと。
何よりも管理しようという衝動に抵抗せよ
新人のマネージャーが一番強く感じる衝動が管理しようという気持ち。相手を大人として扱い、やる方法はチームに任せ、何をやり遂げられたかを気にしよう。
自分自身が貫ける、とチームメンバーに感じさせよう
リスクを避けすぎず、失敗しても問題ないことをチームに感じさせよう。完遂できることがわかりきっている取り組みより、失敗するほど難しいことを実施し早く失敗してそこから学ぼう。
会社を歯車の連鎖として見よ
上が1回転すると、下は2、3回転する。そうして上に行くほど多くの歯車を回す。
どんな時も平静を保つ能力を真に会得せよ
自分の印象を伝え、平静を保つことが、より多くの者を率いる上で重要になってくる。
チームがうまくやっている時はチームにそれを知らせる
モチベーションを維持する上で重要
元に戻すのが簡単なものに「イエス」と言うのは容易い
技術的な決定も非技術的な決定も思ったより元に戻せる物事は多い。
人は植物のようなもので動機づけや方向づけが必要な人もいる
何が必要かはチームメンバーによって違う。
動機づけも方向づけも必要としないのに行おうとすれば単に迷惑。
決定とは、トレードオフ群の継続的なバランス調整と反復である。
トレードオフを特定して調整してく反復していく作業が必要になるかもしれない。
完全な解放を探し求める罠に陥いることを避けよう。
学び
今回、プログラマーのヘルプとして入ることで、どこまで自分が検討して、どこまで彼に実施してもらうのか難しいところだった。ついついバナナを育てそうになるが、方向を決定してあとは任せる、くらいの方がちょうど良いのだろう。
ただ、正しい方向を決定する能力は、意識して磨いていきたい。