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はじめに

SEO対策と一括りに言っても、表示アルゴリズムそれそのものが公開されているわけではないので、一概にこれが正解というものはありません。
しかしながら、「概ねこれをやっておけばいい感じ」なものがいくつかあるので、この記事では、簡易的なSEO対策として何をすべきかを紹介します。

私自信、SEO対策を専門でやっているわけではありませんので、最新のトレンドやら情勢やらについてはここでは触れないものとします。

SEOって何よ

SEOという単語自体、日常でもよく耳にするため、馴染みのある言葉かと思います。SEOとはSearch Engine Optimizationの略称で、検索エンジン最適化を指します。

端的に言えば、「ウェブページを検索エンジンに好まれるようにすること」です。これにより、特定のタグやワードで検索された際に上位に表示され、検索流入が増えます。

コンテンツそのもの対策

Titleを設定する

<title>いい感じのページ | hogehoge inc.</title>

みたいなやつです。
ページにタイトルを付けられます。

一般に、検索エンジンではこのタグをページの趣旨として理解します。
短く、端的で、一意性のある説明であることが好ましいでしょう。
せっかく表示されたとしても、クリックされなければ本質的な意味はありません。

私の経験上、28-32程度の文字数がいい気がします。

metaタグと仲良くなる

<meta name="description" content="hogehoge.incによるいい感じのページです。ここではいい感じのものをいい感じに掲載しています。" />

ここの部分になるやつです。

image.png

ユーザーがページの概要を理解するのに一役買ってくれます。

ちなみに、検索エンジンによってはこの文章が必ずしもそのまま表示されるとは限らず、独自に要約された文章が表示されることもあります。厄介ですね

文字数は80-120文字くらいが無難でしょう。
blogのような中身の長い動的なコンテンツであれば、途中でばっさりカットしたテキストをそのまま指定してもいいかもしれません。(モノによるので一概には言えませんが)

併せてOGP等の設定もしておくと良いでしょう。

<meta property="og:title" content="Webページのタイトル" />
<meta property="og:type" content="Webページの種類" />
<meta property="og:description" content="Webページの説明文" />
<meta property="og:url" content="WebページのURL" />
<meta property="og:site_name" content="Webサイトのタイトル" />
<meta property="og:image" content="サムネイル画像のURL" />

ページのサムネイルや概要を設定する点では、上でも触れたdescriptionと同様なのですが、ここで指定するのはテキストだけではなく、画像も含まれます。

Twitter(自称X)などにURLを貼り付けた際に表示される画像なんかがこれです。

image.png

↑こういうの。

画像の圧縮・CSS/JSの最適化

SEOの評価指標の一つとして、ページの応答速度の速さがあります。
ですので、画像もスクリプトも基本的には圧縮したものを用いるのが良いでしょう。

画像読み込みでは、Lazy Loadingなどを用いて遅延読み込みをしてあげるのも効果的です。

<img loading="lazy" src="hogehoge.jpg" alt="fugafuga" />

みたいに書いておくと、ブラウザがいい感じに解釈していい感じに読み込んでくれます。
いい時代ですね。

同様の理由で、cssやjsのファイルも圧縮しておきましょう。
可能であれば、CDNを利用することが好ましいです。

レスポンシブ対応

レスポンシブ表示に対応しているページは、非対応のページと比較して検索結果の上位に表示されやすい傾向があるようです。

既存のフレームワーク等を用いて実装しているのであれば、レスポンシブ対応自体はそこまでの重荷にはならないはずですので、ぜひ対応させておきましょう。

サイトマップ・フィード・WebSub

サイトに何があるのか、何が更新されたのかを示すものです。
これを定義しておくことで、クロール巡回の頻度が高くなります。
やっておきましょう。

ちなみに、私は嫌いですが、 WordPressなんかを使ってる場合は、プラグインを使うことでワンクリで対応できるようです。

スパム的な振る舞いをしない

当たり前ですが、大前提として、検索エンジンを誤魔化そうとしないようにしましょう。

価値の低いコンテンツを量産したり、サテライトサイト等からの価値の低い被リンクを獲得したり、クローラーを欺こうとしてはなりません。
最終的にあなたは後悔することになるでしょう。きっと。

現代においては、ChatGPTやGemini等、自然言語を生成する手段はいくらでもありますが、生成された文章をそのまま使うことも好ましくありません。

Googleであれば、Search Consoleより、質が低いと評価されたページを確認することが可能ですので、定期的に確認しておきましょう。

基本的には、外部からのリンクを多く獲得することで検索エンジン内部での評価値が向上するのですが、例外としてサテライトサイト等からの被リンクはマイナスの評価を受ける場合があります。

また、当然ですが、クローラーを欺こうとしてはなりません。
UAを見てクローラーにのみ別のページを表示させるなど、ユーザーとクローラーでの表示挙動を変えることは、大きくマイナスの評価を与えられる可能性があります。

ちなみに、ユーザーから見えない場所に何かしらのコンテンツを配置するのも場合によっては、マイナスの評価を受ける可能性があるみたいです。

コンテンツの新鮮さ・独自性・正確性

SEO対策というと、ページの構造やレスポンシブ対応等、実装的なものが連想されますが、実はこのスコアが割と大きめな影響を与えてきます。

一般に、古い情報は信頼性が低く見られ、検索エンジン内部での評価値が下がるため、コンテンツは常に最新かつ新鮮なものにしておく必要があります。

また、新鮮なだけでなく他のサイトや媒体にないような独自性のあるものが求められています。
おそらく、単にLLMに適当なプロンプトを突っ込んで生成されたようなサイトの評価値はそこまであがることは無いでしょう。

上の2つに加え、正確性も重要な要素の一つです。
信頼されているページからの引用や、誤字脱字を減らすことなどを心掛けてください。

人生やお金に関するコアな話題はやめよう

人生やお金に関するコンテンツのことを、よくYMYLなんかと言ったりします。
これは、Your Money Your Lifeの略称で、お金や人生に関するコンテンツのことを指します。

Googleをはじめとした多くの検索エンジンでは、この手のジャンルはあまり好まれません。
避けて通るのが無難でしょう。

コンテンツ以外におけるSEO

被リンクをもらう

被リンクを多く獲得するのは、SEO対策としてとても有用な手段であるといえます。
ですが、上の項目でも触れたような、質の低い被リンクを大量に獲得すると最終的な評価値が低くなってしまうことがあります。

くれぐれも自演被リンクで点数稼ぎをしようなんてことは考えないようにしましょう。

SNSでホイホイ

SNSからのユーザー流入は、SEOとしてもプラスに働きます。
SNS上で集客をした後、サイトへ誘導する~みたいなことができるといいかもしれません。

現実的にはハードルが高く、なかなか厳しいものがありますが、参考までに。

おわりに

今回の記事では、SEO対策の基本的なところについてかる~~~~く触れましたが、SEO対策ばかりだけではなく、他のマーケティング手法と併せてやるとより効果が発揮されるかと思います。

最近、巷では、「SEO対策を完全に完璧な状態で提供できます!!」的なことを謳っている業者が観測されていますが、実質詐欺みたいなものです。(SEOに関する大まかな評価指標については公開されていますが、検索エンジンのアルゴリズムは公開されていないため、完全な対策は不可能です。)

あくまでもSEO対策はコンテンツを提供する上でのサブ的なものであって、本質的には充実したコンテンツを提供できることそれそのものが重要ですので、あまり過度に気にする必要はないように思えます。

この記事が誰かの参考になれば幸いです。

それでは。

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