はじめに
一般家庭にもよくあるIX3110ですが、以前は申請書に個人情報を書いてメールを送り付けなければ最新のファームウェアを入手できませんでした。
しかし最近では、いつからか個人情報を送りつけなくとも簡単にファームウェアを入手できるようになっているようです。
ファームを入手する
ここから最新のファームウェアを入手します。
2024/07/15現在、10.5.35が最新のようです。
ダウンロードしたzipの中身を解凍しておきます。
作業を始める前に
作業に入る前に投入しているconfigのバックアップを取っておきましょう。
show running-config
を実行することで、投入されているconfigが表示されます。
また、作業を開始すると数分間のダウンタイムが発生します。
そのため、バックアップ用のルーターに切り替えるか、通信断が発生することを周知してから作業を実施してください。
TFTPサーバーを建てる
TFTPサーバーを構築します。
今回はこの記事を参考に構築しました。
アップデートする
ファームウェアの書き換えは5分くらいで終わります。
気長に待ちましょう
Router(config)# software-update tftp://[TFTPサーバーのIP]/[rapファイル]
% Downloading ...............
% Software update completed.
と表示されるとファームウェアのアップデート完了です。
show flash
を実行し、ファイルがフラッシュ内に存在するか確認し、完了したら再起動します。
Router# reload
Notice: The router will be RELOADED. This is to ensure that
the peripheral devices are properly initialized.
Are you sure you want to reload the router? (Yes or [No]): y
ちゃんとix3100-ms-10.5.35.ldc
の方がメインになったら。
これでアップデートは完了です。
アップデート後はルーターの動作を確認し、問題がないかチェックしてください。通信が正常に行われているか、設定が正しく反映されているかなどを確認してください。